鎌田大地がカラバオ杯でクリスタル・パレスを勝利へ導く決勝点 「自信を失っていたと思うが、自分を変えたかった」「監督に決勝点を決めるようにと言われた」

鎌田が今季2ゴール目をマーク photo/Getty Images

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64分に決勝ゴール

カラバオカップ4回戦でアストン・ヴィラと対戦し、2-1で勝利を飾ったクリスタル・パレス。この試合でチームを勝利に導く決勝点を決めたのが日本代表MF鎌田大地だ。

18分、先制点を決めたエベレチ・エゼの負傷によりピッチに投入された鎌田。先制点につながるボールロストやバックパスのミスからピンチを招くシーンもあったが、時間が経つに連れて攻撃面で存在感を発揮。

そして迎えた64分。相手のビルドアップのミスからボールを奪うと、1人交わして右足一閃。これがネットに突き刺さり、今季2ゴール目をマーク。このゴールが決勝点となり、パレスが強豪ヴィラを撃破した。勝利の立役者となった鎌田はパレスの公式でこの試合を振り返った。
「もちろん、チームのために得点できるのは嬉しい。でも、自分のパフォーマンスにはまだ満足していない。もっと上手くプレイできるとわかっている。自信を失っていたと思うが、自分を変えたかったし、自分にとって良かったと思う」

「これまで長距離から何度もゴールを決めてきた。ハーフタイムに監督に落ち着いて決勝点を決めるようにと言われた。今日は守備がとても良かったと思う。ハイプレスをかけたときは何度もチャンスがあり、僕にもチャンスが一度あった」

また勝利を呼び込んだのは「チームスピリット」のおかげでもあると語った鎌田。カラバオカップ準々決勝では日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルと対戦となるが、意気込みを語っている。

「トーナメントやカップ戦でプレイするのが大好きだ。今までに何度も得点してきたし、今日も得点した。このチームで決勝戦を戦いたいし、パレスの歴史を作りたいと思っている。『最高の鎌田大地』になれるように頑張る。そして、もっと努力しなければならないし、ただひたすらに頑張るだけだ」

今シーズンよりパレスでプレイする鎌田。ここまで公式戦11試合に出場しているが、絶対的なスタメンという立ち位置ではない。チームが苦戦していたこともあり、鎌田に厳しい意見が寄せられることもあった。そんななかでの決勝ゴールは鎌田にとっても自信に繋がったに違いない。


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