グリーリッシュ、ドクをも脅かす存在に!? チャンスを掴んだマテウス・ヌネスがシティの左サイドで覚醒中

シティでの存在感を増すヌネス photo/Getty Images

11試合で3ゴール4アシスト

カラバオカップ4回戦でトッテナムと対戦し、1-2で敗戦したマンチェスター・シティ。マヌエル・アカンジ、サヴィーニョが新たに負傷するなど、主力選手の多くが怪我に悩まされているシティで明るい話題となっているのがマテウス・ヌネスだ。

昨夏にウルブズからシティにやってきたヌネスだが、ペップ・グアルディオラ率いるチームで定位置を確保するのは簡単ではなく、加入1年目は目立ったインパクトを残せなかった。そんななか迎えた今シーズン、序盤は限られた出場時間だったが、ジャック・グリーリッシュ、ジェレミー・ドクが負傷したことで左ウイングに抜擢されてから存在感を発揮。ここまでは公式戦11試合で3ゴール4アシストをマークしている。

スピードを生かした突破力は今のシティの大きな武器となっており、トッテナム戦でも幾度となく左サイドをこじ開けた。また左足でのクロスも正確で、ヌネスの縦突破からハーランドへのクロスは得点パターンの1つとなりつつある。

トッテナム戦では右サイドを縦に突破したサヴィーニョのクロスをファーで合わせたヌネスだが、英『Manchester Evening News』はこの得点パターンは最近見られなかったものだと言及。

「シティのウイングはゴールライン際までドリブルし、危険なエリアにボールを運び、必ず誰かがゴールを決めることで知られている。近年では、その選手はアーリング・ハーランドであることが多いが、ハーランド以前の時代では、遅れて到着するミッドフィルダーや完璧なタイミングで走り込む逆サイドのウインガーであることが多かった」

ウイングのクロスに逆サイドのウイングが走り込んできて合わせる得点パターンが減っていたことを言及した同メディア。難しい形のボレーシュートをうまく合わせたこともだが、得点できる位置にしっかりとポジションを取れることも今のヌネスの好調ぶりを表していると言えるだろう。

グリーリッシュとドクの負傷で心配された左サイドで覚醒しているヌネス。回ってきたチャンスを逃さなかったヌネスがシティに新たな武器をもたらし、現在チームを引っ張っている。


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