ロドリのバロンドール受賞でさらなる脚光を浴びる守備的MF プレミアの歴代ベストDMFは?

第68回バロンドールを授賞したロドリ Photo/Getty Images

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重要なポジションだ

第68回バロンドールは、マンチェスター・シティMFロドリが受賞となった。クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシの両名が長年この賞をほぼ独占していたことからもわかるように、どうしても得点を挙げるアタッカーが受賞する傾向が強かったバロンドール。ここ10年で見ても唯一の例外は2018年のルカ・モドリッチだが、モドリッチも守備的な選手というわけではない。守備的MFが受賞に至ったことは、選手の評価を多角的なものにするという意味でも大きかったといえる。

ロドリやアーセナルのデクラン・ライス、チェルシーのモイセス・カイセドなど、近年は守備的なMFが評価され、移籍市場でも重要なポジションとして大金が動く傾向がある。英『GIVEMESPORT』では、このロドリの受賞を受けてプレミアリーグ歴代ベスト守備的MFを選定している。

10位:ジウべウト・シウバ(アーセナル)
9位:マイケル・キャリック(マンチェスター・ユナイテッド、ウェストハム、トッテナム)
8位:ポール・インス(マンチェスター・ユナイテッド、ミドルズブラ、リヴァプール、ウォルバーハンプトン)
7位:フェルナンジーニョ(マンチェスター・シティ)
6位:シャビ・アロンソ(リヴァプール)
5位:クロード・マケレレ(チェルシー)
4位:エンゴロ・カンテ(チェルシー、レスター)
3位:パトリック・ヴィエラ(アーセナル、マンチェスター・シティ)
2位:ロドリ(マンチェスター・シティ)
1位:ロイ・キーン(マンチェスター・ユナイテッド、ノッティンガム・フォレスト)
1位は現在解説者としても活躍するユナイテッドの熱血漢ロイ・キーンとなった。サー・アレックス・ファーガソン率いる恐るべきユナイテッドの心臓として1993年から2005年まで活躍し、リーグ366試合に出場。激しいタックルで相手を潰し、チームメイトを叱咤激励しながらプレイする姿はまさに「闘将」と呼ぶにふさわしかった。

2位にはロドリも入っている。昨季最後のFA杯マンチェスター・ユナイテッド戦に敗れるまで、出場した試合は74戦無敗という驚くべき記録を残し、これはまさにバロンドールにふさわしい偉業だ。3位のヴィエラはロイ・キーンと激しいライバル関係にあり、ユナイテッドとアーセナルというプレミアの2大巨頭時代を象徴する選手でもある。

ロドリの受賞により、近年注目度が高まっていた守備的MFというポジションにさらなる光が当てられる可能性が高まった。攻守においてまさにチームの中心となるこのポジションに、新たな才能が生まれることにも期待したい。



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