アーセナルの忘れられた左サイドバックが復帰間近 負傷重なる左サイドの助けとなるか「彼は本当に調子がいい」

今夏はEUROにも出場したティアニー Photo/Getty Images

戦力外とみられていたティアニー

現在プレミアリーグ3位のアーセナルだが、第10節リヴァプール戦で2-2のドローに終わった結果、マンチェスター・シティやリヴァプールとの差を詰めることができなかった。守備陣にはリッカルド・カラフィオーリ、冨安健洋、そしてガブリエウ・マガリャンイスと負傷者が続出しており、ユリエン・ティンバーやベン・ホワイトもまだコンディションが整っていないようだ。

そんななかで、左サイドバックをこなせる選手が1人、復帰間近となっているようだ。ミケル・アルテタ監督は先日行われたリーグカップ4回戦のプレストン・ノースエンド戦前に、離脱中のDFキーラン・ティアニーについて問われ、「(復帰は)かなり近づいている」「彼は本当に調子がいい」と答えた。

「彼は苦しんでいた時期を乗り越えたと思う。本当に調子がいい。まだチームと一緒に練習していないが、うまくいけば今後1〜2週間でできるようになるだろう」

リーグカップに勝ち残り、チャンピオンズリーグも戦うアーセナルには年始まで過密日程が待ち構えている。現状でのやり繰りはかなり厳しいと言わざるをえないが、ティアニーの復帰はチームのローテーションを考えても助けになるかもしれない。英『football.london』は、12月に予定されているリーグカップの準々決勝クリスタル・パレス戦がティアニーを起用する絶好の機会となると指摘している。

戦術的な不適合から戦力外とみなされ、昨季はレアル・ソシエダにローン移籍していたティアニー。しかし縦への推進力やスピード、正確なクロスはアーセナルの左サイドバック陣のなかでも抜きん出たものがあり、使い方によっては大きな戦力となるはずだ。



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