レアルの態度は「ドナルド・トランプのよう」だとフンメルスが批判 バロンドール授賞式ボイコットに「敬意の欠如」と声明

第68回バロンドール授賞式でのフンメルス Photo/Getty Images

誰も出席しなかった

2024バロンドールは、マンチェスター・シティMFロドリの受賞となった。この受賞に納得がいかなかったのがヴィニシウス・ジュニオールとレアル・マドリードだ。彼らは授賞式に出席せず、カルロ・アンチェロッティ監督も年間最優秀監督賞を受け取らなかった。『RMC』によれば、フロレンティーノ・ペレス会長が激怒していたことがボイコットの理由だという。

レアルはその後、受賞を逃したのはクラブに対する「敬意の欠如」だと主張した。

今年度バロンドールのランキングで29位となったローマDFマッツ・フンメルスは、このようなレアルの態度に疑問を呈し、批判している。自身のポッドキャスト『Alone is Hard』にて語った。

「残念なことだ。これは他人に対して失礼だし、最悪なことだ」

「選挙に勝てなかったからといって、『敬意の欠如』などという言葉を使うのは、ちょっと(ドナルド・)トランプのようだ」

トランプ氏は現職大統領であるジョー・バイデン氏に選挙で敗れた際、選挙に不正があったと主張した。また、不正会計処理が問題となった際にも、裁判での評決を「不正な裁判だ」と主張。フンメルスは今回のレアルの態度を、選挙でも裁判でも、負ければ「不正」だと言い募るトランプ氏の態度と重ね合わせている。

ロドリはマンチェスター・シティで4度のリーグ優勝に貢献し、EURO2024でもスペイン代表の優勝に大きく寄与した。レアルは納得がいっていないようだが、ロドリのパフォーマンスがいかに素晴らしかったかは世界中のサッカーファンが知っているだろう。


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