コパデルレイ、6部のクラブに大苦戦のアトレティコ 終盤にフリアン・アルバレスの2ゴールで勝利

アトレティコにフィットしつつあるアルバレス photo/Getty Images

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アウェイで相手の奮闘に苦戦

アトレティコ・マドリードが、コパ・デル・レイ1回戦で、思わぬ苦戦を強いられた。

相手は6部リーグのUEヴィック。アトレティコは主力メンバーを温存して挑んだ。

試合はアトレティコがボールを圧倒的に支配し優位に進めるも、相手の粘り強いディフェンスに終盤まで苦戦。相手の倍の数のシュートを放ったが無得点の状況が続く。そして時折、相手のカウンターでゴール前へと迫られ、よもや失点かと思われる決定的な場面も見られた。
ディエゴ・シメオネ監督は、この煮え切らない状況を打開するために、58分にフリアン・アルバレス、67分にアントワーヌ・グリーズマンを投入。それでも終盤まで状況に変化はなくヴィックの守備の堅さを打ち破れずにいたが、81分にようやく先制点が生まれる。ジュリアーノ・シメオネがペナルティエリア内に侵入し倒されPK判定に。キッカーはフリアン・アルバレスが務め、GKの反応が間に合わないほど強いボールを蹴り込んで先制点を奪った。

ヴィックはこの失点で集中力を切らしたのか、86分にもグリーズマンにゴールネットを揺らされるが、これはオフサイド判定。続く89分には、アルバレスの個人技であっさりと追加点を許してしまう。アルバレスがペナルティエリア内にドリブルで進入したところ、鋭い反転で相手DFの逆をつき、その隙に素早くシュート。相手DFもGKもその切り返しからシュートまでの速さに追いつけず、ボールはゴールへと吸い込まれて行った。彼の身体能力とドリブル技術の高さ、ストライカーとしての嗅覚の鋭さなどが詰まった得点だった。

思わぬ苦戦を強いられたアトレティコだったが、アルバレスが最近5試合で5ゴールと調子を上げつつある。アトレティコに加入直後はなかなか点が取れなかったものの、徐々にフィットし始めてきているのだろう。チーム自体がなかなか調子が上がらない中、今後の彼の活躍に期待したいところだ。

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