「彼はサディオ・マネのようにセネガルの歴史となる」 チェルシーで成長続けるN・ジャクソンへの期待を語るクリバリ 

チェルシーでプレイするニコラス・ジャクソン photo/Getty Images

「バロンドールでトップ3に入ってほしい」

サウジアラビアのアル・ヒラルに所属するセネガル代表DFカリドゥ・クリバリ(33)は代表でチームメイトであるチェルシーのFWニコラス・ジャクソン(23)を英『GIVEMESPORT』にて称賛し、期待を寄せるコメントを残した。

昨夏にビジャレアルからチェルシーに加入したジャクソン。加入初年度となる昨シーズンはプレミアリーグ35試合で14ゴール5アシストと悪くない数字を残したにも関わらず、決定機を外すシーンも目立ち、批判の的になることも少なくなかった。今シーズンは決定力の部分にも改善が見られ、プレミアリーグ9試合で6ゴール3アシストをマークしているジャクソン。コール・パルマーとの連携も今のチェルシーの大きな武器だ。

そんなジャクソンの才能をクリバリは称賛し、2022年にセネガル代表をアフリカネイションズカップ優勝に導いたサディオ・マネのような選手になることを期待している。

「彼にはアドバイスをたくさん与えているし、彼は年長者の言うことに耳を傾けている。ニコラスはとても良い選手だ。昨年は誰もが彼にもっと多くを期待していたが、彼はまだ若い。確かにチェルシーでは要求が非常に高い。彼らは最初から多くのゴール、アシスト、そして優れた選手を求めている」

「彼にはこれからも得点を決めてほしい。 ストライカーにとって、人生はゴールだ。ニコラスも例外ではない。彼は良い態度と性格の持ち主だ。私にとって彼はサディオ・マネのようにセネガルの歴史となるだろう。私はいつも彼にマネのようにならなければならないと言っている」

「彼がアフリカで最高の選手になり、そして世界でも最高の選手になれることを願っている。彼には才能がある。すべては彼の手の中にある。ニコラスは自分がこれほど優秀になれると信じなければならない。それが最も重要なことだ。バロンドールを受賞した選手たちは皆、自分にはできると信じていた。そしてこのトロフィーを獲得できると思っていた。だからこれをニコラスに植え付けなければならない」

「もちろん、私は彼に『自分勝手に振る舞ってチームメイトを無視しろ』などとは言わない。しかし彼はバロンドールについて考えなければならない。そして、もし彼にそのイメージを植え付けることができれば、彼はそれを達成できるだろう。そして、私はいつも彼にそう言っている」

「ニコラスは自分がセネガルで最高、そして世界でも最高の選手の一人になれると信じなければならない。そうすれば、世界でも最高の選手の一人になれるだろう。彼は働き続けなければならない。努力すれば、どんな目標も達成できる。だからマネがやったように、せめてバロンドールでトップ3に入ってほしい。彼にとって本当に素晴らしいことだと思う」

ジャクソンへの最大限の期待の言葉を語ったクリバリ。チェルシーのストライカーには自分を信じて疑わない自信が必要だと考えているようだ。

今シーズンは昨シーズンからの確かな成長を見せているジャクソン。クリバリが期待するレベルにはまだ遠いかもしれないが、タイトル遠のくチェルシーにタイトルをもたらし、そこで大活躍を見せればクリバリが言及した高みまで到達できる可能性もある。

エンツォ・マレスカ新監督のもと、チェルシーはかつての強さを取り戻しつつある。そんなチェルシーでジャクソンはどんなストライカーへと成長していくだろうか。

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