イラオラ・ボーンマスがアーセナルに続いてペップ・シティも撃破 シティはプレミア今季初黒星で2位後退。ハーランドはまたもゴール奪えず

貴重な先制点を挙げたセメンヨ photo/Getty Images

ハーランドはゴール奪えず

プレミアリーグ第10節ボーンマス対マンチェスター・シティの一戦が、ヴァイタリティ・スタジアムで行われた。

シティはケビン・デ・ブライネ、ジェレミー・ドクがベンチに戻ってきたが、新たにジョン・ストーンズとルベン・ディアスが離脱。カラバオカップで出場機会を得たジェイコブ・ライトら若手がベンチ入りしている。

先にチャンスを得たのはホームのボーンマス。ネイサン・アケからボールを奪うと、ショートカウンター発動。アントワーヌ・セメンヨ、ジャスティン・クライファートが連続してシュートを放つも、シティの守護神GKエデルソン・モラレスが立ちはだかる。

9分、ボーンマスが先制に成功する。ミロシュ・ケルケズが対峙するフィル・フォーデンをドリブルで突破し、左サイドからクロスを供給。ゴール前でセメンヨが相手を背負って収め、右足を振り抜きゴールネットを揺らした。

前半20分まで経過するも、シティはなかなかペースを掴むことができない。ボーンマスのハイプレスに苦戦しており、インサイドハーフのベルナルド・シウバを最終ラインまで下げて何とか対応している。

26分、シティにようやくチャンスが生まれた。シウバが推進力のあるドリブルで運び、右サイドのフォーデンにパス。フォーデンはペナルティエリア手前の右からクロスを送り、ゴール前でアーリング・ハーランドが合わせるも、ゴールは奪えない。

後半は互いに選手交代なし。シティはフォーデンが前半の右サイドからポジションを変え、中央でプレイしている。

50分、そのフォーデンにチャンス。マテウス・ヌネスがドリブルで左サイドからボーンマスの守備に穴を開け、ペナルティエリア中央から左足を振り抜く。しかし、回転がかかりすぎてしまい、シュートは枠を捉えられない。

55分、スティーブ・クックとハーランドが接触し、ノルウェー代表FWがピッチに倒れ込む。クックがスライディングした足がハーランドの足に当たるも、大事には至らずプレイは再開された。

64分、ボーンマスに追加点。この試合で何度も縦への推進力を見せているセメンヨが運び、ケルケズが左サイドからクロスを供給。中央でエヴァニウソンが体を投げ出しエデルソンの逆を突くシュートを放ち、リードを広げた。

シティは後半ほとんどの攻撃を左サイドから行っている。80分にはヌネスからクロスが送られゴール前でハーランドが合わせるも、シュートに勢いはなくGKマーク・トラヴァースが難なくボールをキャッチした。

82分、シティがようやくボーンマスの守備を破る。右サイドのコーナーキックの流れからギュンドアンがクロスを供給。ゴール前で185cmのヨシュコ・グヴァルディオルが頭で合わせ、反撃の狼煙を上げた。

シティはその3分後の85分にジェレミー・ドクを投入。ドリブラーを投入しまずは同点を目指すが、スコアは動かず2-1でホームのボーンマスが勝利した。ボーンマスは8節でアーセナルにも勝利しており、昨季の1位2位相手に勝ち点3を挙げた。

一方のシティはカラバオ杯トッテナム戦に続いて公式戦連敗に。プレミアリーグでは今季初の黒星となり、首位陥落。今季は先制点を許す試合が多く、自らゲームを難しくしている印象が強い。次節はCLスポルティングCP戦を挟んで10日にアウェイでブライトンと対戦する。

[スコア]
ボーンマス 2-1 マンチェスター・シティ

[得点者]
ボーンマス
アントワーヌ・セメンヨ(9)
エヴァニウソン(64)

シティ
ヨシュコ・グヴァルディオル(82)

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