ファン・ダイクを越えるリヴァプールのタックル王 「三笘封じ」に成功したアーノルドは守備という弱点を克服したのか

スロット新体制でのアーノルドは一味違う photo/Getty Images

攻守両面で安定感が生まれている

プレミアリーグ第10節、ホームのアンフィールドにブライトンを迎えたリヴァプール。14分と早い時間に先制を許してしまったが、70分、72分に連続してゴールを挙げ、結果2-1で逆転勝利を飾った。同節でアーセナルとマンチェスター・シティがともに敗れており、勝ち点25で単独首位に浮上した。

そんな一戦で注目が集まったのはトレント・アレクサンダー・アーノルド対三笘薫のバトルだろう。アーノルドは攻撃では良さを発揮できるものの、守備を苦手としており、三笘のようなドリブラーは彼の天敵だ。しかし、試合が始まると、アーノルドはそれほど三笘を苦にしていなかった。

アーノルドはブライトン戦に先発フル出場しており、データサイト『SofaScore』によると、9回のタックル、2回のインターセプトとクリアを記録し、地上戦でのデュエルには12回勝利している。一方の三笘のドリブル突破のスタッツは、8回中3回と少し物足りない数字となった。

第10節を終えてアーノルドは30回のタックルに成功しているが、この数字はリヴァプールで最も多い記録となっている。リーグ全体ではクリスタル・パレスのダニエル・ムニョスが35回でトップに立っており、アーノルドとはわずか5回の差しかない。これまでは守備で評価を下げてきたアーノルドだが、より守備に磨きがかかれば、隙のない完成されたSBになる日もそう遠くはないのかもしれない。

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