負けないシティはもういない? 無敗記録が「32」でストップ。堅守が失われボーンマス戦でも先制点許す

怪我人続出、過密日程。ペップはこの問題を解決できるのか photo/Getty Images

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怪我人が続出しており、過密日程がシティを苦しめている

プレミアリーグ第10節、マンチェスター・シティはアウェイでボーンマスと対戦。2点を先行される難しい展開となり、終盤にヨシュコ・グヴァルディオルのゴールで追い上げを見せるも、逆転には時間が足りず、2-1の黒星となった。

『BBC』によると、シティがプレミアで敗れるのは2023年12月6日のアストン・ヴィラ戦以来のこと。実に332日間負けていなかったという。その間に32試合を戦って26勝6分、80得点26失点の好成績を残していた。

32試合で26失点は素晴らしい成績であり、この数字が負けないシティを象徴している。しかし、今季のシティは失点が少ないチームではない。先制点を許す展開が多く、ボーンマス戦では9分に失点を喫している。
その要因の1つは最終ラインの選手に怪我人が続出しているからだろう。ボーンマス戦ではルベン・ディアスとジョン・ストーンズが欠場し、彼らは11月の代表ウィーク明けまで戻らないといわれている。負傷から復帰したネイサン・アケは痛みがまだ残っているようで、ボーンマス戦ではその痛みを抱えながらプレイしていたという。カイル・ウォーカーは10月初旬フラム戦以来の出場となり、明らかに試合感を失っていた。マヌエル・アカンジはカラバオ杯トッテナム戦でふくらはぎに痛みを感じており、万全なのはグヴァルディオルとリコ・ルイス2人のみとなっている。

これまで攻撃面でうまくいかないことは何度もあったが、守備の安定感がチームを救っていた。しかし、今季は攻守両面で精彩を欠いており、シティらしさは失われている。それでもシティは過密日程を今後も戦う必要があり、ミッドウィークにCLスポルティングCP戦、週末にはブライトンと対戦する。どちらもアウェイゲームであり、移動が彼らを苦しめることになるだろう。

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