マンUの両ウイングはもっと“ハードワーク”すべきか クラブOBネビル氏が指摘する守備への貢献 「アーセナルやシティ、リヴァプールの選手たちを見ると……」

リース・ジェイムズとガルナチョ photo/Getty Images

ラッシュフォード、ガルナチョに要求

マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるガリー・ネビル氏はプレミアリーグ第10節チェルシー戦(1-1)の後、ユナイテッドの両ウイングであるマーカス・ラッシュフォードとアレハンドロ・ガルナチョにさらなるハードワークを要求した。

「ラッシュフォードとガルナチョを掘り起こすつもりはないが...そうする。なぜなら、彼らは下部組織から昇格してきた2人だからだ。それなりの名誉が伴う。アカデミー出身の選手であるという事実とそれゆえにファンからある程度の支持を得られるということがある。だから彼らに対する熱意がある。ラッシュフォードはチームに数年間、ガルナチョは2年ほど在籍している」

「しかし、アーセナルの(ブカヨ)サカや(レアンドロ)トロサール、(ガブリエウ)マルティネッリ、マンチェスター・シティのベルナルド・シウバや(フィル)フォーデン、あるいはリヴァプールの選手たちを見ると、彼らは皆、本気で慌てて後ろに下がったり、追い詰めたりしている」

「でも、(チェルシーの右SB)マロ・ギュストが走り抜けていくのを私は見た。彼がどれだけのスペースを手に入れたのか、信じられなかった。第一の倫理はハードワークをすることだ。ガルナチョとラッシュフォードがハードワークしていないと言っているわけではないが、もっと頑張れるはずだ。私はそれを知っている。それは彼らの守備的な仕事ぶりにある。そして、それが攻撃的なプレイに報いをもたらすのだと思う」

「ユナイテッドにいたほとんどの時間、私はアンドレイ・カンチェルスキス、デイビッド・ベッカム、ライアン・ギグスのような選手たちと一緒にプレイした。そして彼らがボールを持っていない時に懸命に働いたおかげで、ボールを持つとチームが報われることになった。ハードワークすればするほど幸運に恵まれ、人生がうまくいくようになるのは間違いない」(英『Daily Mail』より)

ラッシュフィード、ガルナチョは共にボールを持った攻撃面で実力を発揮する選手ではあるが、相手チームに強力なウイングがいる場合はSBを助けるために下がってくる必要がある。さらに相手SBが上がってくる際にはついていく必要があり、守備での献身性はウイングに欠かせない要素の1つだと言える。

『SofaScore』によると、チェルシー戦ではラッシュフォード、ガルナチョともにタックル、インターセプトは1回も記録しておらず、ネビル氏の言うように守備への意識はチームを立て直す上で欠かせないものになるだろう。

タイトルを争っているライバルクラブの選手たちの守備への姿勢を例に出し、ラッシュフォードとガルナチョへさらなるハードワークを要求したネビル氏。同氏は「彼らは一生懸命働いていると思っているし、全力を尽くしていると思っている」と語りながらも、この2人ならもっとできるはずだと感じており、下部組織出身でチームを背負う2人だからこそ厳しい意見をぶつけているようだ。


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