冨安、サリバ、ウーデゴーは? 費やした移籍金は8億6700万ポンド。獲得した選手数は「38」 英紙が元アーセナルSDエドゥの仕事を独自採点

負傷離脱が続いている冨安 photo/Getty Images

エドゥ氏の辞任が発表された

アーセナルはスポーツディレクターのエドゥ氏が辞任したことを発表した。

『TheGuardian』によると、今後はノッティンガム・フォレストとオリンピアコスのオーナーであるエバンゲロス・マリナキス氏の下で働くことになるという。

『Daily mail』はエドゥ氏の退団に伴い、彼がアーセナルで獲得した38選手を振り返り、「ヒット」「ミス」の2つの指標で採点を行っている。全38選手にかかった移籍金は8億6700万ポンドに上るという。

まずエドゥ氏が2019年最初に獲得したガブリエウ・マルティネッリは「ヒット」だ。わずか600万ポンドで獲得したアタッカーは、今ではプレミアリーグ屈指の左WGとしてチームに貢献している。2022年にブラジル代表デビューを飾り、今夏に行われたコパ・アメリカ2024にも出場している。

エドゥ氏は同年にサンテティエンヌからウィリアン・サリバを2700万ポンドで獲得している。もちろん彼も「ヒット」だ。獲得後はローン移籍が続いたが、2022年にアーセナルでプレイするようになると急速に評価を高め、ガブリエウ・マガリャンイス(「ヒット」)とともに鉄壁の守備陣を構築している。

2021年にはマルティン・ウーデゴーをわずか3400万ポンドで獲得している。その後ノルウェー代表MFはチームをけん引する中心人物へと成長しており、同メディアの評価はもちろん「ヒット」だ。

日本代表の冨安健洋がアーセナルに加わったのは2021年8月のこと。最終盤に獲得が発表され、右SB、左SB、CBと最終ラインであればどのポジションでもハイレベルにこなせることを証明し、評価を高めた。しかし、現在は負傷離脱が続いており、「ヒット」の評価も「ミス」に変更される可能性はある。

その翌年の夏にアーセナルはガブリエウ・ジェズス、オレクサンドル・ジンチェンコというマンチェスター・シティでタイトルを獲得した経験ある選手をチームに加えた。そのシーズンの開幕戦では両者ともに先発を果たし、チームをけん引する存在として期待されたが、現在の24-25シーズンでは当時の期待感は薄れてしまっている。

ジンチェンコは今季プレミアで未だ108分しかプレイしておらず、『Daily mail』の採点は「ミス」となっている。ジェズスはCFのポジションをカイ・ハフェルツに奪われており、ニューカッスル戦では左サイドでプレイしたが、対峙するティノ・リヴラメントを攻略することはできなかった。同メディアはジェズスの採点に頭を悩ませており、「現時点で結論は出せない」と評価している。

同メディアの全体評価は「ヒット」が16、「ミス」が17、「現時点で結論は出せない」が5となっている。

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