「彼らのプレイを見れば、日本に勝てるかもしれない」 元インドネシア代表のレジェンドが語る日本攻略の2つのカギとは?

欧州出身の帰化選手が多いインドネシア代表 photo/Getty Images

今予選ダークホースのインドネシア

15日に行われるワールドカップアジア3次予選(最終予選)で日本はアウェイでインドネシアと対戦する。

ここまで3勝1分勝ち点10の首位を走る日本だが、次の相手はメンバーのほとんどが帰化選手かつ欧州組のインドネシア。インドネシアはここまで0勝3分1敗で勝ち点3の5位、勝利こそないものの、グループのワールドカップ出場有力候補のオーストラリア、サウジアラビアとの試合を落とさず、引き分けに持ち込む展開となった。

そんなインドネシア戦が近づく中、元インドネシア代表のレジェンドであるムハンマド・ハナフィン・イブラヒム氏が今回の日本戦を展望。ここまでの自国代表の強さに満足しており、「私が見る限り、インドネシア代表の成長はかなりいい。彼らのプレイを見れば、インドネシア代表はすでにアジアのレベルにある。後の日本との試合に勝てるようになるかもしれない。そうかもしれない」と評価し、日本との対戦を前に勝利することに自信があるようだ。

同氏は日本攻略のために、2つのカギとなるポイントについて言及。1つはカウンター戦術。日本との試合では、日本がボールを持つ時間が多くあることを想定すると、カウンター攻撃がゴールのチャンスを作るのに効果的であろう。「カウンターアタックは、インドネシア代表が日本代表と対戦する際の成功の鍵になるでしょう。今、私たちのカウンターアタックはいい。それを最大限に生かすことができれば、日本戦でも勝利できると確信している」と指摘した。

そして2つ目に自国チームのGKマールテン・パエスの存在がこの試合の勝敗を分けるだろうと言及。オランダ出身の帰化選手でアメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)、FCダラスに所属しており、リーグ戦はここまで30試合に出場。今季はMLSのオールスターゲームにも選出されるなど、今やMLS屈指のシュートストッパーと位置付けられている。インドネシア代表でも正GKを務めており、今予選では全4試合に出場。「現在私たちには優秀なゴールキーパーもいる。マールテン・パエスを見ればわかるように、彼はインドネシア代表でプレイした後、アメリカリーグでの評価が上がっている」と好評した。

ちなみにインドネシア戦は本来11月14日に行う予定だったが、15日に変更。金曜日開催ということでスタジアムには多くのサポーターが訪れることが予想される。大アウェイの中で行うこの試合だが、日本は難なく勝利してもらいたいところだ。

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