「[3-4-3]継続なら移籍に頼るしかない」 シティ撃破のアモリムはマンUの左サイドをどう解決するのか

ベンフィカで活躍するアルバロ・フェルナンデス Photo/Getty Images

変化を加えるのか

マンチェスター・ユナイテッドの新監督に就任するルベン・アモリムは、現在監督を務めるスポルティングで採用している[3-4-3]のフォーメーションをそのままマンUでも使う意向を示している。しかし、問題視されている左サイドのウィングバックの問題をどのように解決するのかに注目が集まっている。

スポーツジャーナリストのリッチ・フェイ氏によると、アモリム監督の戦術的セットアップにおいてウィングバックを重視しており、あらゆる場面でウィンガーのような役割をもち、ボールを失っているときには守備のために深く下がることも求められている。

守備的な役割が求められるとなると、挟み込みやネガティブトランジションが苦手なマーカス・ラッシュフォードやアレハンドロ・ガルナチョのようなウィンガーだとあまり適していないのかもしれない。そのため、攻撃志向のディフェンダーをそのポジションに配置することを好む可能性が高い。ルーク・ショーやタイレル・マラシアは確かに左サイドバックの役割でを務めるには適しているが、稼働率を考えると長期的な選択肢として頼りにするのは間違いだろう。

しかし、解決策は一つある。アルバロ・フェルナンデスだ。育成組織出身の同選手をベンフィカに売却したが2000万ユーロという低額で買い戻す権利を行使することができ、2026年夏の移籍期間に期限が切れるまでの2年間、その権利を行使することができる。

これほど低い移籍金でこれほど大きな可能性を秘めたウイングバックを市場で見つけることは難しい。ましてや、強豪ベンフィカで主力として活躍し、1ゴール1アシストを記録している選手であればなおさらだ。アモリムにとっては考えるまでもなく取引するべきなのかもしれない。新監督の動向から目が離せない。


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