レヴァークーゼンはまだ欧州のトップチームではないのか リヴァプール戦での完敗で見えたビッグクラブとの実力差

レヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督 photo/Getty Images

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60分までは互角だったが…

5日(現地時間)に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第4節でレヴァークーゼンはリヴァプールと対戦し、0-4で敗れた。

現在プレミアリーグで首位を走るリヴァプールを相手に前半は互角の戦いぶりを見せていたレヴァークーゼンだったが、後半に入ってからより積極的に高い位置からプレスを仕掛けてくるようになったリヴァプールに対して徐々に劣勢となり、61分にルイス・ディアスに先制点を奪われてから失点を重ね、敵地アンフィールドで完敗を喫した。

昨季無敗でブンデスリーガとDFBポカールを制して二冠を達成したレヴァークーゼンだが、ドイツ紙『Bild』が「リヴァプールはハーフタイム後にレヴァークーゼンとは別のリーグのサッカーを披露し、ドイツ王者はイングランドのトップチームからレクチャーを受けた。テンポや有効性、個人の能力が決め手となった」と指摘しているように、リヴァプールとの間には明らかな実力差があった。
また、レヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督も試合後に現地メディアの取材に応じ、「トップレベルのチームとの対戦では、60分間良かっただけでは不十分だ。95分間にわたって最高のレベルにあることが求められる。我々には残りの30分か35分が足りていなかった」とコメント。さらに主将のグラニト・ジャカも「前半はとても良かった。でも、今の僕らはリヴァプールを90分間コントロールすることができない。簡単に失点してしまったのは、危ない場面で立ち止まっていることが多過ぎたから。このレベルの試合では起きてはならないことだ」と語り、完敗を認めている。

リーグフェーズでの順位は13位に後退したものの、レヴァークーゼンと8位アストン・ヴィラとの勝ち点差はわずか2であり、残り4試合で決勝トーナメントにストレートインとなる8位以内確保の可能性も十分に残されている。

しかし、今回リヴァプールに突きつけられた実力差を埋める対策を講じない限り、今後予定されている第6節インテル・ミラノ戦や第7節アトレティコ・マドリード戦も非常に難しい試合となることが予想される。トップ8入りはシャビ・アロンソ監督の手腕次第というような状況になりつつある。

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