サウサンプトンで好調も日本代表では出番のない菅原由勢 SB廃止で活路は右CB起用?

サウサンプトンでプレイする菅原由勢 photo/Getty Images

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最終予選無敗の森保ジャパン

日本サッカー協会は11月のインターナショナルマッチウィークを戦う27名の日本代表を発表した。今回はアウェイでの2連戦となっており、15日にインドネシアと19日に中国との対戦が予定されている。

負傷中の冨安健洋や伊藤洋輝らは前回から引き続きメンバー外となり、今回はフェイエノールトで怪我をしてしまった上田綺世もこのリストに名を連ねている。空いたストライカーの枠には古橋亨梧が復帰を果たした。

招集メンバーからわかるように今回も[3-4-3]を継続するのだろう。DFとしてメンバー発表された8人のうち長友佑都、菅原由勢、橋岡大樹を除いた5選手がCBとなっている。本来であればここに冨安と伊藤が加わり、シュツットガルトでプレイするチェイス・アンリらも選ばれるようになれば、CBのポジション争いはかなり熾烈なものとなるだろう。
一方で、長友、菅原、橋岡が主戦場とするSBの選手はメンバー外になることが多く、前述した3人はメンバー入りしているものの、アジア最終予選では起用されていない。本来であれば彼らがプレイするWBには三笘薫や中村敬斗といったWGを本職とする選手たちが配置されており、その攻撃力を武器にチームの勝利に貢献している。

菅原が所属するサウサンプトンはプレミアリーグで苦戦しているものの、菅原本人は初のイングランドで悪くないパフォーマンスを披露している。すでに1ゴール1アシストを記録しており、堂安律、伊東純也が起用されている右WBのポジション争いに割って入れそうだが、森保一監督は前述した2人を重宝している。

それであれば、思い切って3バックの右で起用するのはどうだろうか。菅原は対人守備に強く、何よりパスセンスがある。
サウサンプトンでも菅原が起点となって相手のプレッシングを無効化し、右サイドからタイラー・ディブリングとともに敵陣に攻め入る場面は今季何度も見られている。高さでは他のCBに劣るものの、基本的には日本がボールを持って相手を押し込めるアジアであれば、菅原の右CB起用はオプションの1つになるのではないだろうか。

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