ついにプレイオフ圏外のPSG 痛恨の敗戦に母国メディアも落胆

途中出場したFWコロ・ムアニ photo/Getty images

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土壇場の被弾でアトレティコに逆転負け

UEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズは現地時間6日に第4節が行われ、PSGはホームでアトレティコ・マドリードと対戦した。

試合は前半14分にMFウォーレン・ザイール・エメリのゴールでPSGが先制するも、その4分後の18分にDFナウエル・モリーナのボレーでアトレティコが追いつく。その後もPSGがチャンスを再三作るもなかなかアトレティコの守備陣を崩せず、このまま試合が終わるかと思われた試合終了間際にFWアンヘル・コレアが劇的な逆転ゴールを決めて試合は終了。ホームでありながら痛恨の敗戦となった。

この敗戦によりPSGは1勝1分2敗で25位に転落。今季から始まったレギュレーションでは、最終順位1位から8位のチームが決勝トーナメントベスト16へストレートイン。9位から24位が残りの8枠を巡る、決勝トーナメント進出をかけたプレイオフに進出する。25位以下は敗退となるが、PSGは現在プレイオフ圏外と厳しい立場に追い込まれた。指揮官のルイス・エンリケも試合後の会見で「受け入れるしかない。これがサッカーだ。チームへの信頼は揺るがない。残り4試合、最後の最後まで予選突破のために努力する」と落胆した様子を見せた。
この結果にフランスメディアも反応。『L'EQUIPE』は「PSGはリーグ・アンでは順当に勝ち進んでいるが、欧州の舞台では足を引っ張り始めている」と報道。「後半、DFアクラフ・ハキミ、FWウスマン・デンベレ、FWブラッドリー・バルコラはゴールを外したり、GKヤン・オブラクの前に立ちはだかり、何度も絶好のチャンスを無駄にしていた矢先に苦しめられた」と再三あったチャンスを逃してしまったことを指摘。『RMC SPORT』は「前線に力なく、パリは土壇場で無残な敗北を喫した」と題し、「PSGの得点力不足は、ルイス・エンリケの野心をさらに削ぐことになった。このままでは、すぐに崖っぷちに立たされるかもしれない」と決定力不足について触れた。

PSGは今後も厳しい戦いが待ち受けている。残りの日程を見るに、次の第5節ではアウェイでバイエルン戦。第7節はホームでマンチェスター・シティとの対戦が残っている。各クラブのリーグフェーズの日程の中で1番厳しいと評判を受けたPSGだが、なんとかここから立て直せるのか。

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