EURO2024で落選以降、イングランド代表遠のくマディソン トッテナム指揮官が復帰に必要だと語るは「説得力のある証拠」

トッテナムの司令塔マディソン photo/Getty Images

昨季の序盤に見せた輝きが求められる

トッテナムの指揮官アンジェ・ポステコグルーはチームの司令塔であるMFジェイムズ・マディソンが再びイングランド代表に招集されるためには「説得力のある証拠」が必要だと語った。

今夏に行われたEURO2024のメンバーに漏れて以降、イングランド代表から遠のいているマディソン。昨シーズンの序盤は開幕からリーグ戦10試合で3ゴール5アシストという圧巻の記録を残していたが、11月に負傷して以降、復帰しても調子は上がらず。その結果、ガレス・サウスゲイト率いるチームに入ることはできなかった。

今シーズンは昨シーズン序盤のような輝きを取り戻し、再びイングランド代表入りを目指すマディソン。ここまでは公式戦14試合に出場し、3ゴール4アシストをマークしているが、ポステコグルーはまだ足りないと主張する。

「それ以上のものが必要だ。チームや選手の選抜に関しては、監督よりも選手たちの手に委ねられていると私は常に言ってきた。人々が意思決定を行うために説得力のある証拠を提示する必要があるのは、彼らなのだ。私が週末にチームを選んだり、イングランド代表監督が選手を選んだりするとき、彼らは目の前にある証拠に基づいてそれを行っている」

「だから、もし失敗したら次はもっと説得力のある証拠を提示して、また挑戦できるようにしなくてはならない。自分がベストだと思うチームを選ばない監督にこれまで出会ったことがない。マダーズ(マディソンの愛称)であろうと他の誰であろうと、次の代表チームに選ばれるためには、常にその証拠を示し続けなければならない」

「ペドロ(ポロ)はスペイン代表に長い間選ばれなかった。それは監督が彼を嫌っていたわけではなく、ただその時点では十分な証拠がなかっただけだ。今はその証拠がある。彼は代表チームで良いパフォーマンスを見せ、復帰を果たした。マダーズや他の誰に対しても同じことが言える」(英『The Athletic』より)

ここまでのマディソンが目立って悪いというわけではないが、今のイングランド代表の中盤にはスター選手が揃っており、プレミア屈指の司令塔であるマディソンであっても選ばれるのは簡単ではない。

1月からはトーマス・トゥヘルが新監督に就任するため、イングランド代表も新たな時代を迎える。マディソンにも再び招集されるチャンスは十分にあるが、それまでにポステコグルーが言及する「説得力のある証拠」をトッテナムで残し続けることが求められる。

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