リコ・ルイスはSBではなく中盤で起用すべき? 公式戦4連敗、シティの守備が崩壊している

今季右SBで出場を続けているリコ・ルイス photo/Getty Images

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ブライトンに敗れたシティ

16-17シーズンにペップ・グアルディオラ監督を招聘し、22-23シーズンにプレミアリーグ、CL、FAカップを制して3冠を達成したマンチェスター・シティ。

その22-23シーズンで象徴的だったのが、プレミアでシーズン最少失点を記録した堅守だ。それまではジョアン・カンセロやオレクサンドル・ジンチェンコといった守備を苦手とする選手を起用していたが、彼らではなくマヌエル・アカンジやネイサン・アケらをSBに配置するようになり、最終ライン全員がCBという試合もあった。

そのシステムで成功を収めたにもかかわらず、今季はどちらかといえばカンセロとジンチェンコに近いスタイルを持つリコ・ルイスを右SBとして起用している。
ルイスの武器はボール保持時の前進をサポートできる点にある。逆転負けを喫したブライトン戦でも左SBから中盤にポジションを変え、ビルドアップをサポートしていた。

一方の弱点は守備対応だ。169cmと小柄で、ルイスのサイドにロングボールを入れられることが多い。これまでは他のDFがそれをカバーしていたが、ブライトン戦では同じく若手のジャフマイ・シンプソン・ピュゼーが起用されるなど、怪我人続出でそれどころではない状態となっている。ロドリの不在で守備の時間が長くなっており、ルイスの弱点を突かれる展開が多くなっている。

ウォーカーが本調子に戻れば、ルイスをスタートから中盤で起用するのも悪くないだろう。バルセロナから復帰したイルカイ・ギュンドアンもコンディションが万全ではなく、試合から消えていることが多い。同じくケビン・デ・ブライネも調子が上がってこない。

公式戦4連敗中だが、得点は奪えている。それ以上に失点しているのが現状であり、まずは最終ラインを強化するためにも、明確に弱点となっているルイスの起用法は再考すべきポイントなのかもしれない。

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