指揮官交代の噂が絶えないレアル ジダン三度目の監督就任はあるのか

過去に2回レアルで指揮を執ったジダン氏 photo/Getty Images

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クラブのレジェンドで現在フリー

9日(現地時間)に行われたラ・リーガ第13節でレアル・マドリードはオサスナとホームで対戦し、4-0で勝利した。

UEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第4節でACミランに1-3で敗れて激しい批判に晒されていたレアルだったが、今季ここまで5位と好調のオサスナ相手に序盤からヴィニシウス・ジュニオール、ジュード・ベリンガムらのゴールで得点を重ねて快勝。悪い流れを断ち切った。

しかし、現地メディアの間ではカルロ・アンチェロッティ監督の進退に関するニュースが盛んに報じられている。ラ・リーガだけでなくCLでも期待通りの結果を収めていないことから、フロレンティーノ・ペレス会長はじめクラブ首脳陣は2026年6月末まで契約が残っているアンチェロッティ監督を今季終了後に解任し、新たな指揮官を招聘しようとしているようだ。
後任候補の本命としてレヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督の名前が挙がる中、ジネディーヌ・ジダン氏も有力候補の一人と目されている。ジダン氏はこれまでレアルで2度指揮を執っていて、1期目でCL3連覇(2015-16、2016-17、2017-18)ラ・リーガ優勝(2016-17)、2期目にも2019-20シーズンにラ・リーガのタイトルを獲得している。

選手時代だけでなく指導者としてもレアルで抜群の成績を残したジダン氏であれば、現在のチーム状況を一気に好転させることができると期待する声は多い。しかし、スペイン紙『Mundo Deportivo』によると、たとえアンチェロッティ監督が解任されて自分のところにレアルからオファーが来たとしても、ジダン氏にレアルの指揮官に復帰する意思は全くないという。

ジダン氏は2020-21シーズンに辞任した際、「もはやクラブが私に信頼を寄せていないため、私は辞めることにした。彼らは中長期的に何かを生み出すためのサポートを私にしてくれなかった」との声明を発表している。この2期目が終わる際に生じたクラブ首脳陣への不信感が3度目の監督就任の妨げとなっているようだ。

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