首位との勝ち点差は「9」に…… アーセナル指揮官はチェルシー戦の引き分けに納得いかず 「あまりにもひどかった。我々の基準ではないし、受け入れられない」

アーセナルの指揮官アルテタ photo/Getty Images

プレミア直近4試合は勝ち星なし

プレミアリーグ第11節の注目カードであるチェルシーとアーセナルの一戦は両者譲らず1-1のドローで幕を閉じた。

アーセナルはガブリエウ・マルティネッリのゴールで先制するも、その10分後にペドロ・ネトに同点ゴールを許してしまい、これでプレミアリーグ直近4試合は2分2敗と勝てていない状況に。指揮官のミケル・アルテタは試合後、選手たちを讃えながらも勝ち点3を奪えなかったことに納得がいっていないようで、特に失点シーンについては怒りを露わにした。

「我々は彼らを圧倒し、多くの局面や状況で優れていたと思う。しかし、先制した後の失点の仕方には非常にがっかりした。あまりにもひどかった。我々の基準ではないし、受け入れられない。本当に誇りに思っているが、最終的には勝ち点3を取るためにここにいる。そして、それを取ることができなかった。2回目のセットプレイで、私たちは混乱していた。素早く立て直すことができず、あのパスを許してしまった」

「それを成し遂げるにはネトのようなクオリティーが必要だが、我々の水準は十分ではなかった。チーム全員が失望している。彼らの反応にはとても誇りを持っている。勝ち点3が欲しかったが、取れなかった」

「すべてが順調に進んでいるように見えたが、やはり重要なのは勝つことだ。チームをどのように進化させるかという明確なビジョンがある。問題が次から次へと起きているので、何か大きな変化が必要だということが分かった。私が最も恐れているのは、選手たちが90分間、フィジカル的にベストのパフォーマンスを発揮できるかどうかだ。その点では、良いシーズンになるだろうと確信している」(英『Sky Sports』より)

ここ2シーズンはマンチェスター・シティと優勝争いを繰り広げ、後一歩のところまで迫っていたアーセナル。今シーズンも優勝候補として大きな注目を集めていたが、ここまでは苦戦を強いられている。現在4位につけるも5勝4分2敗となっており、引き分けが多いことも気になる点だろう。

まだシーズン序盤とはいえ、すでに首位リヴァプールとの勝ち点差は「9」に広がっている。残りの試合数を考えれば逆転のチャンスは十分にあるが、今シーズンのリヴァプールの安定感は素晴らしく、これ以上は離されたくないところ。

主力選手の怪我もここまでの苦戦の要因の1つだが、アルテタは自身で言及しているように「大きな変化」を起こし、チームを本来の調子に戻すことはできるか。


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