衰えを隠せないバイエルン守護神ノイアー 今季CLで優勝したら引退すべきとOBカーンは助言

バイエルンのマヌエル・ノイアー photo/Getty Images

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パフォーマンスが低下

バイエルン・ミュンヘンでは、マヌエル・ノイアーの去就が少しずつ注目を集め始めている。

昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグでレアル・マドリードのヴィニシウス・ジュニオールのシュートをキャッチできずにホセルの同点ゴールを許した場面など、ノイアーが全盛期を過ぎたと思わせる瞬間はこれまでにも何度かあった。しかし、シュートストップだけでなく、今季の同選手はビルドアップ時のパス成功率の数値も以前と比べて低下していて、もはや衰えを隠せなくなっている。

ノイアーとバイエルンとの契約は2026年6月末までとなっていて、現時点で契約延長についての発表は出ていない。現在38歳という彼の年齢を考えれば契約満了とともに引退する可能性も十分にあるし、別のクラブで新しい挑戦を選ぶということもあり得る。長年にわたってバイエルンとドイツ代表で不動の守護神として活躍してきたノイアーも、キャリアの終わらせ方を考えるべき時期に来ているようだ。
こうしたノイアーの現状について、バイエルンのOBでドイツ代表でも活躍したオリバー・カーン氏は、今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝戦がバイエルンの本拠地ミュンヘンで行われることから、同クラブが優勝したら今季終了後に引退するのがノイアーにとって最高の引き際になると主張している。

「バイエルンが来年5月にミュンヘンでCLのタイトルを獲れれば、それが最高のタイミングになるだろう。彼には明確な目標設定が必要だ。私も2006年にドイツ代表から引退すると表明した時に、『あと2年バイエルンでプレイしたら引退する』と決心した。それはバイエルン、そして私自身にとっても大きな助けとなる決断だった。そう決めたことで私は刺激され、モチベーションを最後まで保つことができた。スタンドからブーイングを受けてキャリアの最後を迎えることを望む人はいないだろう」(ドイツ紙『Sport Bild』より)

果たしてノイアーは自身の進退について、いつどのような決断を下すのだろうか。

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