クラブの混乱と共に生じた苦境に嘆くパレデス 「デ・ロッシが去るまでは幸せでした」「また監督が変わるのです」

ユリッチ前監督指揮下では明らかに序列が下がったパレデス photo/Getty Images

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この監督交代が吉と出るか

ローマに所属するレアンドロ・パレデスは、監督交代が繰り返されるクラブの状況に苦しい胸の内を明かした。

今シーズン、開幕から4試合で1敗3分とスタートダッシュに失敗したローマは、早々にダニエレ・デ・ロッシ監督を解雇し、後任にイヴァン・ユリッチ監督を迎えた。ところがわずか4試合でデ・ロッシ監督を解任した経営陣に対し、サポーターや一部のローマ所属選手、OB、また元サッカー選手などから不満や批判が向けられていた。その混乱が続く中、後任のユリッチ監督もチームを立て直すことができず、先日のボローニャ戦後に解任。そして現在、次期監督にはクラウディオ・ラニエリ氏の就任が確実視されている状況だ。

そんな中、パレデスが『ESPN』のインタビューで今シーズンのローマの混乱ぶりについて、胸中をこう明かした。
「もちろん、噂はたくさん耳にしましたが、私は自分のクラブのことしか考えていません。デ・ロッシが去るまではとても幸せでしたが、解任されてしまいました。そして今、私たちはまた監督が変わるのです」

パレデスは、デ・ロッシ監督と比べて、ユリッチ監督の指揮下で起用される頻度が激減。9月以降、セリエAで先発出場はなく、交代出場もわずか4回にとどまった。デ・ロッシ監督時代が幸せだったと語る心境も理解できる。

果たして彼にとって、次期監督の人事が吉と出てほしいものだ。今後のローマとパレデスの奮闘に注目だ。

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