“ニュージーランド史上最高”のサッカー選手をW杯で見たい 2010年以来のW杯出場へクリス・ウッドの挑戦

ノッティンガム・フォレストでゴールを量産するウッド photo/Getty Images

オセアニア予選を勝ち抜けるか

世界的にはほとんど注目されていないかもしれないが、2026ワールドカップ・オセアニア予選に強い覚悟で臨んでいるチームの1つがニュージーランド代表だ。

2010年の南アフリカ大会を最後に、ワールドカップ出場から遠ざかっているニュージーランド。そんな彼らにとって最大の希望となっているのが、イングランド・プレミアリーグのノッティンガム・フォレストで好調を維持する32歳のFWクリス・ウッドだ。

ウッドは昨季プレミアリーグで14ゴール、今季もすでに8ゴールを挙げており、好調ノッティンガム・フォレストを引っ張る存在になっている。ニュージーランド代表でも歴代最多となる36ゴールを奪っていて、同国にとって特別な存在なのだ。

ウッドにとっても年齢的には2026年大会が最後のチャンスとなる可能性があり、ニュージーランドとしてもウッドの世代で16年ぶりのワールドカップ出場を手にしたい。

ニュージーランドメディア『RNZ』によると、ニュージーランド代表を指揮するダレン・ベズリーはウッドほどのストライカーは今後出てこないかもしれないとまで語る。

「彼の活躍は素晴らしい。プレミアリーグで11戦8ゴール、ニュージーランド人選手がそのレベルでプレイすることは2度とないかもしれない。彼がやっていることの重要性を理解しなければならない」

ニュージーランド代表はオセアニア2次予選で本日バヌアツ代表と対戦する。オセアニア予選は3次予選まであり、2次予選は1組4チームのグループステージ制で、グループAとグループBの上位2チームが勝ち抜ける。3次予選は勝ち上がった4チームによるトーナメント戦となり、トーナメントを勝ち抜いた1チームがワールドカップ出場権獲得。準優勝チームは大陸間プレイオフへ回るというものだ。

やや厳しいレギュレーションではあるが、ニュージーランドは勝ち抜けるだろうか。現在の2次予選ではバヌアツ、サモア、タヒチと同組で、ニュージーランドはグループ初戦のタヒチ戦にウッドらのゴールで3-0と快勝している。

サッカーは1人のストライカーだけで勝てるものではないが、ノッティンガム・フォレストでの活躍からウッドをワールドカップで見たいと考える人もいるだろう。今のニュージーランドは全てウッド次第と言っても大袈裟ではない。

※ウッド選手の出場経歴に誤りがありました。お詫びし、訂正いたします。

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