ムバッペは数カ月前から精神的な問題を抱えている? 「母国で愛されていないと感じている」

今夏レアル・マドリードに移籍したムバッペ photo/Getty Images

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フィジカルは問題ないが…

14日(現地時間)、フランスはUEFAネーションズリーグのリーグAグループ2第5節でイスラエルと対戦し、0-0の引き分けに終わった。

最終的に準々決勝進出こそ決めたものの、フランスはホームで優勢に試合を進めながらもイスラエルの守備を崩せず、改めて今回は招集されていないエースのキリアン・ムバッペの存在がクローズアップされる結果となった。

フランスのディディエ・デシャン監督は、ムバッペを招集しなかった具体的な理由については明らかにしていない。しかし、フランス紙『L’Équipe』の報道によれば、同選手はフィジカルではなくメンタルに問題があるようだ。
『L’Équipe』は、ムバッペが数カ月前から精神的な問題を抱えていて、そのことは同選手の周囲にいる関係者の多くが認めているという。同紙のアントワーヌ・シモノー記者もムバッペについて、「自分は母国で愛されていないと彼は感じていて、それが全体的な騒がしさやピッチ上でのパフォーマンスに影響を与えていると思う」と分析し、精神的に不安定な状態にあると指摘している。

今年9月、ムバッペは昨季まで所属していたパリ・サンジェルマンに対して給与の未払いなど総額1億ユーロ(約165億円)の支払いを要求し、フランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)に提訴し、ニュースとなった。また、先月にはムバッペによる女性への性的暴行疑惑をフランスの各メディアが報じるなど、同選手はレアル・マドリードに移籍した今年の夏以降ピッチ外での行動で注目を集めることが続いている。

こうしたことによる精神面の動揺も、今回のデシャン監督の決断に影響を及ぼした可能性がある。

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