三笘のいる日本の左サイド、序盤の決定機逸…… インドネシアメディアが敗因を分析 「前半はかなり良いパフォーマンスを見せることができた」

三笘のいるサイドの対応に苦労したインドネシア photo/Getty Images

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0-4で森保ジャパンに敗戦

W杯アジア最終予選で、インドネシア代表と対戦し4-0と勝利を収めた日本代表。アウェイかつ大雨という中での戦いであったが、森保ジャパンは見事な勝利を飾った。

しかし、インドネシアも善戦したのは事実で、ホームサポーターの大歓声を受け、日本のゴールに迫るシーンも少なくなかった。最後の部分でのクオリティや個の力の部分で及ばなかったが、インドネシアメディア『BOLA.COM』は大敗した試合を分析している。

同メディアは敗因を大きく3つに分けているが、まず1つ目は右サイドの弱さだ。このエリアが今の代表の弱点になっていると綴り、特に前半右サイドからやられたことに言及。右サイドには三笘薫がいるため、インドネシアも最大限の警戒をしていた。しかし三笘を止めるのは簡単ではなく、個の力や連携から前半に2ゴールを許し、いずれも右サイドから崩されてしまったことに触れている。
そして2つ目に挙げたのが致命的なミスだ。特に同メディアが主張するのは後半開始直後の3失点目のシーンだ。48分に後ろでボールをつないでいたインドネシアだったが、GKマールテン・パエスが痛恨のパスミス。中央にいた守田英正へパスする形となり、これを決められてしまった。日本のプレッシャーもあったかもしれないが、後半いい形でインドネシアが入っていただけに試合を決める3失点目のダメージは大きかったのは間違いないだろう。

最後は前半序盤のチャンスを無駄にしたことを敗因に挙げている。35分にオウンゴールで失点を許すまではインドネシアの方がチャンスを作っていた。ボールは日本に握られていたが、鋭いカウンターからゴールに迫るシーンがいくつかあり、そこで1点でも決めることができていれば流れが大きく変わった可能性もある。特に8分のオラットマングーンがGK鈴木彩艶と一対一になったシーンは決めておきたかったところだろう。

最終的に日本が底力を見せつける形となったが、インドネシアも善戦しており、同メディアも「インドネシア代表チームは前半はかなり良いパフォーマンスを見せることができた」と綴っている。

インドネシアは今後に期待感を抱かせるチームだが、現在グループCの最下位。しかし、オーストラリア(2位)、サウジアラビア(3位)、中国(4位)との勝ち点差は3だ。次節サウジアラビアに勝利すればまだ望みをつなげるが、果たして。


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