イングランド代表の最前線はケイン、ワトキンスのどちらが良いのか 絶対的エース・ケインの序列と、気になる2列目の活かし方

ワトキンスもイングランド代表の常連に photo/Getty Images

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ベリンガム、パルマーら2列目の選手との相性も重要に

14日にUEFAネーションズリーグ・リーグBのグループ2第5節でギリシャ代表と対戦したイングランド代表は、3-0のスコアで勝利を収めた。

このゲームでは最前線にハリー・ケインではなく、アストン・ヴィラで躍動するオリー・ワトキンスが先発。ワトキンスもその期待に応え、前半7分に先制ゴールを奪っている。

イングランド代表のエースがケインであることに疑問はないが、ワトキンスも捨て難い。『90min』は、果たしてケインとワトキンスのどちらをファーストチョイスにすべきなのかと注目している。
確かにケインはイングランド代表の最多得点記録保持者であり、現在所属するバイエルンでの成績も申し分ない。しかし、今夏のEURO2024ではやや精彩を欠いたところがある。これは当時の監督ガレス・サウスゲイトの采配も影響していると言えるが、ケインが中盤に下がってボールを引き出すばかりで、裏のスペースへ飛び込む選手が不足する問題が起きていた。

一方、ワトキンスはケインよりも裏に走り込むスピードが速い。今のイングランドはジュード・ベリンガム、コール・パルマー、ブカヨ・サカ、フィル・フォーデンら2列目のタレント力が最大の武器となっており、ワトキンスの動き出しで2列目の選手にスペースを与えることも可能となってくるだろう。

もっとも、まだチームを指揮しているのは暫定監督のリー・カースリーだ。間もなく新指揮官トーマス・トゥヘルが就任することになり、同メディアはトゥヘルがひとまずケインを1番手で試すはずと見ている。

しかしケインも31歳を迎えており、2026年のワールドカップを戦う時には33歳だ。衰えが気になる年齢でもあり、このあたりもイングランドは慎重に考えていく必要がある。

ここはトゥヘルの采配次第ではあるが、年齢やEURO2024の戦いぶりからケインも絶対的な存在ではなくなってきたのだろうか。

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