「左SB」はトゥヘル・イングランド最大の改善点か チルウェルをカムバックさせるべきと英紙主張

チェルシーで出場機会を失うチルウェル Photo/Getty Images

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左SBは人材不足だ

来年からトーマス・トゥヘル新監督体制がスタートすることが決まっているイングランド代表。この名将の就任によって、ここ数年あと一歩のところで手が届かなかった国際タイトルの奪取に期待がかかっている。狙うはもちろん、2026年のワールドカップだ。

英『Daily Mail』は、トゥヘル・イングランドが国際大会で偉業を成し遂げるために必要な3つの改善点を指摘している。1つはハリー・ケインに関して決断を下すこと。先週のギリシャ戦ではケインはスタメンから外されたが、ケインがいないときの方がプレスは強くなる。W杯のときには33歳となっており、そろそろ戦術的な判断も含めた世代交代を行なってもいい。

2つ目は、ジュード・ベリンガムを新たなスティーブン・ジェラードにすることだと綴られた。しかし、ベリンガムは適切なポジションで使われないと真価を発揮しないことがある。今季レアル・マドリードで右サイド起用され苦労しているようにだ。ベリンガムに明確な役割を与え、適切なタイミングで前進させ得点に絡む仕事をさせること。役割を確立することがトゥヘル監督に与えられた課題の1つだ。
そして最大の課題点と思われるのが、左サイドバックをどうするかだ。今夏のEURO2024でも本職の左SBは負傷を抱えたルーク・ショーしかおらず、右利きのキーラン・トリッピアーを起用したりなどで凌いだものの連携はスムーズではなかった。そもそも人材に乏しく、左利きの左SBを見つけることは急務だと思われる。今回のギリシャ戦で先発したリコ・ルイスも右利きである。

同紙はチェルシーDFベン・チルウェルを復帰させるべきだと主張している。出場機会を失っているチルウェルだが、これは彼にとって1月に移籍し、代表に返り咲くための動機となるはずだという。移籍先で試合勘を取り戻し、レギュラークラスとして活躍できれば、確かに選択肢に入る実力の持ち主だ。

プレミアリーグを見渡してもなかなか絶対的な人材は見当たらない同ポジションだが、トゥヘルは最適な選手を見つけ出すことができるだろうか。





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