W杯最終予選各組のここまでは? 折り返し時点で日本、韓国、イランが首位を独走

折り返し時点で4勝1分無敗 得失点差18でグループ首位に立つ日本代表 photo/Getty Images

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3チームともここまで4勝1分無敗

2026年ワールドカップ・北中米大会アジア3次予選(最終予選)が14日と15日に行われ、C組の日本はアウェイでインドネシアと対戦し、MF南野拓実やMF守田英正らのゴールで4−0と快勝した。これで日本は勝ち点を13に伸ばし、敗れたインドネシアは最下位に転落した。

折り返しとなる5戦目が終了し、ここから後半戦へと入っていく同予選。現在の各組の状況を見てみると、意外な国が苦しんでいたり、混戦となっていたりと状況は様々だ。日本のいるグループCは日本が独走状態。初戦の中国戦を7−0で快勝し、以降も勝利を重ね、唯一4戦目のオーストラリア戦で引き分けたのを除けばここまで4勝1分無敗とほぼ完璧な結果を出している。一方、日本と同じくワールドカップ出場有力候補であるオーストラリアとサウジアラビアはここまで決して順調とは言えず、所々でつまづいている様子だ。この2カ国の影響もあって現在グループCでは2位争いが過熱。2位オーストラリアから最下位インドネシアまで勝ち点差が3ポイントしかなく、非常に混戦となっている。

韓国のいるグループBでは、韓国が4勝1分の勝ち点13で首位を快走。初戦のパレスチナ戦でスコアレスドローに終わるも、その後は順当に勝利を重ね難なく進んでいる模様。2位ヨルダン、3位イラクは勝ち点8と並んでおり、4位のオマーンが勝ち点6、5位クウェートが勝ち点4、最下位パレスチナが勝ち点2となっており、韓国の首位突破が濃厚で、イラクとヨルダンの2位争いにオマーンが食い込めるかといった状況。最下位パレスチナは1勝すれば、4次予選圏内をギリギリ狙えるためになんとか1勝したいところだ。
グループAではイランが日韓と同じ4勝1分の勝ち点13で首位。第4節までイランと勝ち点が並んでいたウズベキスタンは今節でカタールに敗れたことで今回の予選初の黒星がついた。現在は勝ち点10で順位は2位と変わらないが、3位UAEが勝ち点7であるために油断はできない状況だ。アジア杯王者のカタールも今回の予選で1勝しか出来なかったが、ウズベキスタンに勝利したことで勝ち点がUAEと同じ7となり、得失点差で4位となっている。現状、首位のイランから4位のカタールがワールドカップ出場、または4次予選の出場が濃厚で、勝ち点が6ポイント差しかないことからこちらも混戦となっている。5位のキルギス、6位の北朝鮮もB組のパレスチナ同様、1勝するだけでも4次予選圏内を狙えるため、勝利が欲しいところだ。

ここまで日本、韓国、イランが同じ勝ち点で首位を走り、中でも日本がここまで得失点差18でずば抜けている。果たしてここからの後半戦で各組どんなドラマが待っているのか。最終予選は各組2位までが出場権を獲得し、3、4位は4次予選(プレイオフ)に回る。4次予選では6チームが2組に分かれ、各組1位が出場権を獲得。各組2位同士で9位決定戦を行い、勝者が大陸間プレイオフに進む。

以下現在の各グループの順位

グループA
1位 イラン 4勝1分 得失点+6 勝ち点13
2位 ウズベキスタン 3勝1分1敗 得失点+2 勝ち点10
3位 UAE 2勝1分2敗 得失点+3 勝ち点7
4位 カタール 2勝1分2敗 得失点-2 勝ち点7
5位 キルギス 1勝4敗 得失点-6 勝ち点3
6位 北朝鮮 2分3敗 得失点-3 勝ち点2

グループB
1位 韓国 4勝1分 得失点+7 勝ち点13
2位 ヨルダン 2勝2分1敗 得失点+4 勝ち点8
3位 イラク 2勝2分1敗 得失点+1 勝ち点8
4位 オマーン 2勝3敗 得失点-2 勝ち点6
5位 クウェート 3分2敗 得失点-6 勝ち点3
6位 パレスチナ 2分3敗 得失点-4 勝ち点2

グループC
1位 日本 4勝1分 得失点+18 勝ち点13
2位 オーストラリア 1勝3分1敗 得失点+1 勝ち点6
3位 サウジアラビア 1勝3分1敗 得失点-1 勝ち点6
4位 中国 2勝3敗 得失点-8 勝ち点6
5位 バーレーン 1勝2分2敗 得失点-5 勝ち点5
6位 インドネシア 3分2敗 得失点-5 勝ち点3

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