スミス・ロウ、ミレンコヴィッチ、カラフィオーリ…… 今季のプレミアリーグ夏の移籍で最も成功だった補強は?

フラムでプレイするスミス・ロウ photo/Getty Images

アーセナル復帰という未来もあるのだろうか

24-25シーズンが開幕し、3か月が経過した。スタートダッシュに成功した選手もいれば、そうでない選手もおり、今一度ここまでの新シーズンを振り返ってみたい。

『GIVEME SPORT』では夏の移籍市場で新たなチームに加入したプレミアリーグの選手を対象に、ここまでのパフォーマンスなどを基準にランク付けしている。基準となったデータは加入の際に発生した移籍金、チームへの貢献度、ゴール、アシスト、クリーンシートのスタッツの3点だ。

1位 エミール・スミス・ロウ(フラム、3G2A、3180万ユーロ(約51億円))
2位 ニコラ・ミレンコヴィッチ(ノッティンガム・フォレスト、0G1A、1230万ユーロ(約20億円))
3位 サビーニョ(マンチェスター・シティ、0G3A、2500万ユーロ(約40億円))
4位 リアム・デラップ(イプスウィッチ、6G1A、1785万ユーロ(約29億円))
5位 リッカルド・カラフィオーリ(アーセナル、1G0A、4500万ユーロ(約73億円))
6位 アマドゥ・オナナ(アストン・ヴィラ、2G0A、5935万ユーロ(約96億円))
7位 ヌサイル・マズラウィ(マンチェスター・ユナイテッド、0G1A、1500万ユーロ(約24億円))
8位 ペドロ・ネト(チェルシー、1G2A、6000万ユーロ(約97億円))
9位 エリオット・アンダーソン(ノッティンガム・フォレスト、0G3A、4120万ユーロ(約67億円))
10位 ドミニク・ソランケ(トッテナム、4G1A、6430万ユーロ(約104億円))
11位 ヤンクバ・ミンテ(ブライトン、1G1A、3500万ユーロ(約57億円))
12位 ジョルジニオ・ルター(ブライトン、2G2A、4670万ユーロ(約76億円))

12選手がランクインしており、好調のノッティンガム・フォレスト(プレミア5位)、ブライトン(プレミア6位)からは2名ずつ選出されている。

フォレスト所属のミレンコヴィッチは以前からプレミアリーグへの移籍が報じられていたが、なかなか実現せず、今夏ようやく初のイングランド挑戦を掴んだ。ポジションはCBで、フォレストではムリージョとコンビを組んでおり、ここまで10失点、リヴァプール(6失点)に次ぐ堅守でヌーノ・エスピリト・サント監督率いるチームの守備を支えている。

ブライトンからはミンテ、ルターと2名のアタッカーが選ばれた。ミンテは現在離脱中だがそれまでは右サイドで存在感を示しており、ルターはダニー・ウェルベックと2トップを組んでいる。ブライトンの前線には彼らに加えて三笘薫もおり、ここまで19ゴールとアーセナル(18ゴール)を上回る得点を記録しているのも納得だ。

そのアーセナルからはカラフィオーリが選ばれた。現在は離脱しているが、ここまで左SBとして素晴らしいパフォーマンスを披露している。2-2と終盤に追い付かれたが、昨季の王者マンチェスター・シティ戦では見事なミドルシュートを叩き込んで、試合を振り出しに戻した。代表ウィーク明けには復帰できるといわれており。さらなる活躍に期待したい。

1位はアーセナルから今夏完全移籍を果たしたスミス・ロウだ。アーセナル時代はブカヨ・サカと肩を並べる存在だったが、負傷の影響もあり、大きく差をつけられてしまった。それでも今季はマルコ・シルバ監督の下で躍動しており、すでに3ゴール2アシストを記録している。まだ24歳と若い選手であり、今後もこの活躍を継続できれば、イングランド代表で再びサカと共演する未来もあるだろう。

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