クロップはサラーの後釜としてアントニーを狙っていた? FSG社長が移籍を阻止

ユナイテッドで出場機会を失いつつあるアントニー Photo/Getty Images

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サラーの代役はいずれ必要となるが

現在プレミアリーグで首位に立つリヴァプールでは、エースFWモハメド・サラーの契約延長が話題となっている。今季限りで契約が切れるサラーは32歳となるが、未だに絶対的な存在として活躍しており、延長するのか代役を立てるのかは議論の的となっている。

いずれにしてもサラーがこの先ずっとリヴァプールでプレイすることはなく、どこかで代役をどうするのか考えなくてはならない。英『The Times』は、2年前に元監督のユルゲン・クロップ氏が代役を獲得しようとしていたと報じた。その代役とは、現マンチェスター・ユナイテッドFWアントニーだ。

アントニーはオランダのアヤックスで頭角を現し、移籍市場でも注目株の1人だった。ポール・ポグバに次ぐ高額の8600万ポンドという移籍金でユナイテッドとサインしたが、その後アントニーのキャリアは下降線を辿る。移籍以来、87試合に出場してわすか17ゴールに関与したのみで、端的に言って獲得は失敗だったとみられている。今季もウインガーの序列ではアレハンドロ・ガルナチョ、マーカス・ラッシュフォード、アマド・ディアロの後ろにいる。
同紙によれば、クロップにアントニー獲得を思いとどまらせたのは当時クラブ運営の責任者だったフェンウェイ・スポーツ・グループの社長マイク・ゴードン氏だったという。アントニーがクロップの指導のもとでまったく違う選手に化けていた可能性もなくはないが、現在の成績をみれば、リヴァプールファンはクラブがアントニー獲得に動かなかったことに安堵するに違いない。

サラーの去就とともに、ルベン・アモリム新監督を迎えるユナイテッドでアントニーがチャンスをつかむことができるかが注目される。



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