ブライトン指揮官がグアルディオラ&クロップとのエピソードを告白 名将達から伝授されたプレミアを戦い抜く極意とは

ブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督 photo/Getty Images

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31歳の青年指揮官

今季開幕前に日本代表MF三笘薫の所属するブライトンがファビアン・ヒュルツェラー監督の就任を発表した時、多くの人々はこの31歳の若き指揮官の手腕に懐疑的な目を向けていた。

しかし、第11節までを終えた今季のプレミアリーグでブライトンは現在勝ち点19で6位。前節マンチェスター・シティ戦では先制を許した後にジョアン・ペドロとマット・オライリーのゴールで2-1と逆転し、リーグ4連覇中の王者相手に勝利を収めるなど、ロベルト・デ・ゼルビ前監督が指揮を執っていた頃と変わらぬ強さを維持している。クラブの決断が間違っていなかったことは結果が証明していると言っていいだろう。

ブライトンですぐに結果を出せたことはヒュルツェラー監督の経験と実力に負うところが大きいのは間違いない。しかし、今季開幕前にシティのジョゼップ・グアルディオラ監督と電話で話したことも要因の一つのようだ。ヒュルツェラー監督はドイツ紙『Bild』のポッドキャスト『Phrasenmäher』に出演した際、以前から親交のあったグアルディオラ監督とのやり取りについて以下のように明かしている。
「僕の中には、『巨人の肩からは物事がよく見える』というモットーがあって、それでペップにプレミアリーグで勝つためのカギは何なのか尋ねてみたんだ。彼は、『攻守の切り替わる場面で相手をコントロールする必要がある』と言っていた。これは本当に的を射た発言だったと思う。それから、『自分のアイディアを常に発展させ続けなければならない』とも言っていた。ペップはそれに関しては達人だよね」

また、ヒュルツェラー監督は昨季までリヴァプールで指揮を執っていたユルゲン・クロップ氏にもアドバイスを求め、「強い意志を持って仕事をやり抜き、時には難しい決断を迫られたこともあったと彼は僕に話してくれた。とても示唆に富んだ話だった」と当時のことを振り返っている。

偉大な先人に教えを請うのが成功への一番の近道と考え、臆することなく二人の名将に話を聞きに行ったことがヒュルツェラー監督に今の成功をもたらしたのかもしれない。

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