米メディアが日本代表でも存在感大の小川航基に注目 「2部で4シーズンプレイしていた。欧州まで到達したのは注目に値する」

中国戦で2得点の小川 Photo/Getty Images

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得点力が開花した

日本代表はW杯最終予選の11月のシリーズでインドネシア代表に4-0、中国代表に3-1といずれもアウェイで勝利した。本来の「9番」である上田綺世を欠くなか、代役を務めた小川航基は存在感を見せた。中国戦では2得点で勝利の立役者となり、インドネシア戦でも先制点はジャスティン・フブナーの必死の介入でオウンゴールという記録になったが、ほぼ小川のゴールだったと言っていい。

米『ESPN』は、そんな小川に注目している。

「遅咲きの選手である小川は、昨年7月にエールディヴィジのNECナイメーヘンに移籍し、ヨーロッパへの移籍を果たした。当初はレンタル移籍だったが、今夏に完全移籍となった。彼がJ1の主要なチームでプレイしたことがなく、2023年以前には2部リーグで4シーズンプレイしていたことを考えると、ヨーロッパまで到達できたという事実は注目に値する」
「NECは小川に何かを見出して先見の明を見せ、その見識は報われた。小川は昨季36試合に出場して15ゴールを挙げ、今季もリーグ戦11試合ですでに5ゴールを挙げている」

実際、小川が欧州挑戦を果たして得点力を開花させることを予想した人は少なかったかもしれない。代表でも存在感を増しており、上田の代役どころかスタメンを奪うほどの勢いを見せている。同メディアは11月シリーズの2戦での小川についても「身長は186cmだが、決してのろのろとしたタイプではない。この2戦で彼はターゲットマンとして最高の瞬間を迎えたが、リンクマンとしての役割を果たすことができる能力があることも示した」と小川を評価している。少なくとも上田のスタメンは安泰ではなくなったか。

特に空中戦での空間認識能力は注目に値し、ヘディングでのゴールを重ねる小川。ここにきて日本代表に頼もしいカードが一枚加わった。


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