ドルトムントにイタリアの“ミニ・マルディーニ”がいる? トップチームでの出番を待つ19歳の逸材DF

ドルトムントに所属するメイン photo/Getty Images

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今季はドルトムントのベンチに入る機会が増えている

『ミニ・マルディーニ」との表現は大袈裟になるかもしれないが、現在ドルトムントにはイタリア期待の若きDFが所属している。

2022年にサンプドリアからドルトムントへ移籍した19歳DFフィリッポ・メインだ。

当初はU-19のカテゴリーでプレイしていたが、今季はトップチームのゲームでもベンチに入る機会が多くなっている。現在チームを指揮しているのはヌリ・シャヒンだが、独『Bild』はなぜメインにチャンスを与えないのかと疑問を投げかけている。
9日に行われた前節のマインツ戦では、最終ラインに入っていたDFエムレ・チャンが前半のうちに退場処分を受けるトラブルが発生。同メディアはここでメインをテストしてほしかったようだが、シャヒンは59分に21歳のDFヤニク・リューズの投入を選択。リューズは今夏にハノーファーから加わったU-20ドイツ代表DFで、これがドルトムントでのトップチームデビューだった。

ただ、同メディアはU-20イタリア代表でプレイするメインのことを『ミニ・マルディーニ』と高く評価しており、メインよりもリューズが優先されたことに驚いているのだ。

「シーズン当初は、メインがシュロッターベック、アントン、ズーレに次ぐ4枚目のセンターバックになる予定で、トップチームでのプレイに近づいていた。しかしここまで出場は0で、前回のゲームではリューズが優先された。シーズン前にはメインへの称賛の声が高まり、母国では将来のマルディーニ候補と見なされているほどだ。アンダー世代の主力であり、U-19ドルトムントでも主将を務めた」

「しかしそれだけの称賛がありながら、シャヒンはまだメインを出場させようとしない。メインのデュエルの強さ、スピードは印象的だ。しかし足下の技術には改善点もあるようで、まだブンデスリーガでプレイする段階ではないとの判断のようだ」

イタリアサッカー界としても、メインがドルトムントで出番を確保できていない現状に苦い思いがあるかもしれない。ポテンシャルはかなり高く評価されているようだが、シャヒンは今季どこかでメインを試すだろうか。

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