レヴァークーゼン不振の一因? 昨季猛威をふるったサイド攻撃による得点が激減

レヴァークーゼンのアレハンドロ・グリマルド photo/Getty Images

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ブンデスでは現在4位

昨季無敗でブンデスリーガとDFBポカールを制したレヴァークーゼンでは主力選手達の大半がチームに残留し、今季開幕前には同クラブのブンデスリーガ連覇を予想する専門家も多かった。

しかし、第10節までを消化したブンデスリーガでは現在3試合連続引き分けと勝ちきれない試合が続いている。順位こそ4位だが、首位を走るバイエルン・ミュンヘンとの勝ち点差は9ポイントにまで広がっていて、これ以上の勝ち点の取りこぼしは許されない状況になっている。

前節ボーフム戦で終了間際に失点して引き分けに終わったように、守備における勝負所での詰めの甘さが勝ち点の取りこぼしに繋がっているという指摘は多いが、その一方で攻撃に関しても対戦相手によって対策されてしまっている。
昨季のレヴァークーゼンは右のジェレミー・フリンポン、左のアレハンドロ・グリマルドを中心としたサイド攻撃による得点が多く、個人成績でもフリンポンがリーグ戦31試合出場9ゴール9アシスト、グリマルドが同33試合出場10ゴール15アシストと抜群の数字を残した。しかし、今季はフリンポンがここまで1ゴール3アシスト、グリマルドも1ゴール2アシストと昨季よりも得点に関わる場面が減っている。

昨季と比較して特に存在感が薄くなってしまっているのはグリマルドかもしれない。昨季は左サイドからの正確なクロスボールでゴールを数多くアシストしていたが、今季はここまで既に計41本ものクロスボールをゴール前に供給しているにもかかわらず、そのクロスボールからの得点はゼロとなっている。

こうしたサイド攻撃に関するデータだけを見ても対戦相手によってレヴァークーゼンの攻撃が研究されているのは明らかであり、シャビ・アロンソ監督は新たな攻撃の形を模索する必要に迫られていると言えるだろう。

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