シティが獲得すべきアンカーは誰? 争点となるのはロドリの起用法。英紙は“IH起用”を提言

マンチェスター・シティのロドリ photo/Getty Images

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ロドリの代役探しは難しいミッションとなるだろう

ペップ・グアルディオラ監督との契約延長を発表したマンチェスター・シティ。バルセロナ時代からの盟友チキ・ベギリスタイン氏とともに退団かと思われたが、2027年までシティを指揮するようだ。

そんなシティは現在不調から抜け出すことができず、公式戦4連敗中。チームを立て直すには冬の補強が必須であり、特に現在離脱中のロドリ不在を埋められる守備的MFは是が非でも獲得したい。

『BBC』はシティが獲得すべきアンカーは誰なのかを考察しており、マルティン・スビメンディ、エデルソン、サムエレ・リッチ、ハカン・チャルハノール、タイアニ・ラインデルス、アダム・ウォートン、フレンキー・デ・ヨング、レオン・ゴレツカ、ニコロ・バレッラの9選手の名前を候補として挙げている。
簡単にロドリの代役というが、バロンドールを受賞した選手の代わりを見つけることは非常に難しい。ロドリと同じアンカーを獲得したとしても、カルビン・フィリップスのようにほぼ出られない可能性もあり、慎重に選ぶ必要がある。

同メディアはロドリが復帰した際に、ペップがスペイン代表MFにどのような役割を求めるかで、獲得すべき選手のタイプが変わってくるとしており、その中で興味深いアイディアを提唱している。それがロドリのインサイドハーフ起用だ。

ロドリは配球だけでなく、攻撃参加にも長けており、推進力のあるドリブルや高精度のミドルシュート、ゴール前への飛び出しなど多くの武器を持つ。そのためペップがスタートからインサイドハーフで起用すれば、前述のフィリップスや獲得候補として挙げられているスビメンディらとの共演も可能になる。ロドリの壁が高すぎるあまりに新たなアンカーを獲得できない状態が続いていたが、これであれば問題は解決できるかもしれない。

そこで魅力的なターゲットとなるのがレアル・ソシエダのスビメンディだ。スペイン代表ではチームメイトで、同メディアのデータによると、90分あたりのタックル数(2.6)、インターセプト数(1.1)、クリア数(2.0)といった守備的なスタッツでは9人の中で最も優れた数字を残している。

今季のシティは最終ラインに怪我人が続出し、過密日程による疲労で前線のネガティブトランジションが弱まったことで失点が増えている。失点を減らすには中盤に守備を得意とする選手を配置することが必要で、スビメンディは最適なターゲットといえる。

とはいえ、これまで通りアンカーで起用することも考えられ、そうなるとターゲットはチャルハノールやラインデルスのようなタイプになるだろう。

ケビン・デ・ブライネよりもアーリング・ハーランドよりも重要な存在となっているロドリ。彼の不在をどう埋めるかが新契約を結んだペップの最初の仕事であり、今後のシティに注目したい。

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