N・ジャクソンの秘めたるポテンシャルはオシムヘン以上!? チェルシーのストライカーにかかる大きな期待

今季は好パフォーマンスを見せているN・ジャクソン photo/Getty Images

今季リーグ戦12試合で7G3A

チェルシーでプレイするセネガル代表FWニコラス・ジャクソン(23)には大きな期待が寄せられている。

昨夏にビジャレアルからチェルシーに加入したジャクソンは公式戦44試合で17ゴール6アシストという結果を残したが、決定機を外すこともあり称賛よりも批判の声の方が多かった。そのため、チェルシーは夏にヴィクター・オシムヘンやサム・オモロディオンといったストライカーの獲得が噂されていた。

最終的に獲得できなかったわけだが、英『The Athletic』は「ニコラス・ジャクソンは、チェルシーがヴィクター・オシムヘンを逃したことを補って余りある存在だ」と綴っており、チェルシーは今夏にオシムヘンを獲得しなくて良かったと主張している。その1番の理由として同メディアが挙げたのはオシムヘンの加入がジャクソンの成長の邪魔になる可能性があったことだ。

ジャクソンは今シーズンのここまでリーグ戦12試合で7ゴール3アシストをマークしており、確かな成長を見せている。もしオシムヘンが加入していたら、CFの一番手になることが予想され、ジャクソンには出場機会が与えられず、今シーズン見せているようなプレイは見られなかったかもしれない。同メディアは前線を強化したいチェルシーの補強戦略を否定しているわけではないが、成長続けるジャクソンへの期待感について綴っている。

「ジャクソンは完成された選手ではないし、チャンスを活かせない場面もあるだろう。しかし、彼の潜在能力は計り知れない。チェルシーのファンが彼をドログバと比べると不利になるが、彼らはジャクソンをプレミアリーグ史上最高の選手の一人となるために数シーズン、イングランドのサッカーで過ごす必要があった彼(ドログバ)ではなく、絶頂期のコートジボワールのスター選手と比較しているように感じる。ドログバがチェルシーでの最初の57試合で23ゴールを決めたと聞くと、驚く人もいるかもしれない。ジャクソンの最初の57試合での合計ゴール数は…24だ」

サウジアラビアのアル・ヒラルに所属するセネガル代表DFカリドゥ・クリバリもジャクソンのポテンシャルを高く評価しており、同選手は将来的にバロンドールを獲得できる素質があるとインタビューにて語っていた。

今シーズンのここまでのパフォーマンスはリーグトップレベルのストライカーであることを証明しているが、ジャクソンはチェルシーでレジェンドであるドログバさえも超えるようなストライカーになれるか、注目だ。


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