ジョアン・ペドロ、ルター、ウェルベック、三笘の4枚は強烈すぎる ブライトン攻撃陣の選手層は脅威のレベルに

好調を維持するブライトン攻撃陣 photo/Getty Images

前線のバリエーションはかなり豊富だ

24日にプレミアリーグ第12節でボーンマスに2-1で勝利し、現在プレミアリーグ5位につけているブライトン。今季より青年指揮官ファビアン・ヒュルツェラーを招聘したチームの強みの1つは、何と言っても攻撃陣だろう。

今回のボーンマス戦では最前線にダニー・ウェルベック、その背後にジョアン・ペドロ、右サイドにリーズ・ユナイテッドから獲得したジョルジニオ・ルター、そして左サイドには決勝点を挙げたFW三笘薫が入っていたが、この4枚はかなり強烈だ。

ペドロもルターもセンターフォワードに入れる選手で、ルターの場合は昨季リーズで多くの時間を最前線でプレイしている。純粋なウイングである三笘を除けば、ウェルベック、ペドロ、ルターの3枚を同時に機能させるのは難しいかもしれない。ヒュルツェラーは見事にそれをやってのけたのだ。

ウェルベックとペドロはボールを収める能力が高く、ペドロは三笘のゴールをアシストした時のように視野も広い。中央できっちりとボールを収められるのは強みで、さらにベンチからは快速ウイングのシモン・アディングラ、アイルランドの未来と期待される20歳のFWエヴァン・ファーガソン、中盤から得点に絡める新戦力MFマット・オライリーが出てくるなど、攻撃の層はかなり厚くなっている。

『The Athletic』もウェルベック、ペドロ、ルターのトリオは対戦相手にとって危険なものになると警告を発していて、今のブライトン攻撃陣を止めるのはかなり難しい。実際、今季のリーグ戦でブライトンが無得点に終わったのは1試合だけだ。

ヒュルツェラーは3人の同時起用について「優秀な選手とは、すぐに互いの連携を見つけてしまうものだ。彼らは優秀だからね。チームに多くの潜在能力があるのは良いことだよ。我々は負傷でヤンクバ・ミンテを欠いていたし、ベンチにはグルダもいた。選択肢はたくさんある」とコメントしている。

今のペースならばトップ4フィニッシュを期待したくなるが、ブライトンはどこまで駆け上がれるか。ヒュルツェラーの下で内容も結果もワクワクする展開が続いている。

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