バルサ相手の4失点完敗から変わった? 7戦連続クリーンシートを達成したコンパニ・バイエルンの変化

バイエルンを指揮するコンパニ photo/Getty Images

ハイラインを少し調整

1ヶ月前の10月23日、バイエルンはチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第3節でバルセロナに1-4のスコアで完敗を喫した。バルセロナ攻撃陣がロベルト・レヴァンドフスキを筆頭に絶好調とはいえ、バイエルンにとって4失点の大敗はショックが大きかったはずだ。

ただ、バイエルンはそこから見事にチームを立て直した。チームを指揮するヴァンサン・コンパニにとってもバルセロナ戦の敗北はショッキングな経験だったはずだが、このバルセロナ戦からコンパニは学びを得たのだ。

独『Kicker』は、コンパニがバルセロナ戦後からシステムを微調整したと伝えている。

「バルセロナ相手の敗戦は、コンパニにとって学びの場となった。試合後、コンパニはチーム内で議論を重ね、最小限ではあるが重要な調整を施した。依然として高い位置からプレスをかけ、相手のカウンターを未然に防ごうとはする。ただ、当初よりは少しだけラインを下げ、プレスを緩めている。バルセロナ戦のようにオープンになりすぎ、簡単にカウンターを喰らうことがないようにだ」

その調整が効いたのか、バイエルンはバルセロナ戦後の7試合で失点が1つもない。チャンピオンズリーグの方では第4節でベンフィカ、第5節でパリ・サンジェルマンと対戦したが、どちらも1-0のスコアで粘り強く勝ち点3を稼いでいる。1-0で勝てるようになったことは大きな収穫と言える。

ブンデスリーガでも無敗を維持したまま首位を走っており、コンパニ体制はここまで想像以上にスムーズと言えそうだ。

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