国内では無敗で首位のPSGがCLでは26位…… CL敗退危機のフランス王者に厳しい視線 「もはやヨーロッパのレベルには達していないクラブ」

バイエルンに敗戦したPSG photo/Getty Images

バイエルンに0-1で敗戦

国内では無類の強さを誇るパリ・サンジェルマン(PSG)はCLで敗退の危機に危機にさらされている。

リーグ・アンではここまで10勝2分で首位を独走するPSG。その間36ゴール10失点と圧巻のパフォーマンスを見せているが、欧州の舞台では様子が異なる。

CLリーグフェーズ第5節のバイエルン戦に0-1で敗戦したPSGは5試合を終えて1勝1分3敗で現在26位。まだ5節を戦っていない他のチームの結果次第ではさらに順位を落とす可能性がある。バイエルン戦の結果を受けて仏『L'Équipe』はPSGは「もはやヨーロッパのレベルには達していないクラブ」と伝えており、56分に退場したウスマヌ・デンベレを「愚かな退場」と強く批判した。

今シーズンより新体制となったCLのリーグフェーズでは8試合を戦い、1位から8位のチームが決勝トーナメントのラウンド16へストレートイン。そして9位から24位が残りの8枠を巡る、決勝トーナメント進出をかけたプレイオフを戦うことになる。そんななかデータサイト『Opta』によると、今節の結果により、PSGが8位に入る可能性は0%で、プレイオフ圏内の24位以内に入る可能性は55%と予測されたという。フランス王者がまさかのリーグフェーズでの敗退もあり得る危機に瀕しているのだ。

ここまでアーセナル(0-2)、アトレティコ・マドリード(1-2)、バイエルン(0-1)と敗戦した3試合はいずれも強豪との試合で仕方がない部分もある。PSGの残り3試合はザルツブルク、マンチェスター・シティ、シュツットガルトとなっているが、プレイオフ圏内に入るためには2勝は必須となるだろう。

リオネル・メッシやネイマール、キリアン・ムバッペなどのスター軍団から路線を変えたPSG。現在のチームにもデンベレやヴィティーニャ、ブラッドリー・バルコラなど才能のある選手たちは多数いるが、CLの舞台では物足りない印象もあるか。日本時間の12月11日に控えるザルツブルクとの第6節は今シーズンのCLの命運を握る一戦とも言えるが、PSGは勝利を収めることができるか。


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