CL決勝での致命的ミスから6年半 元リヴァプールGKカリウスに引退の危機

2018年CL決勝でのカリウス photo/Getty Images

今年夏以降はフリー

2018年5月26日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝は、ロリス・カリウスにとっていまだに忘れられない苦い思い出のはずだ。

この試合にリヴァプールの正ゴールキーパーとして先発したカリウスは、51分に投げたボールをレアルのカリム・ベンゼマに当ててしまって失点を招くと、83分にもガレス・ベイルのシュートに対してキャッチミスをして失点。結局リヴァプールは1-3で敗れて欧州王者のタイトルを逃し、カリウスは戦犯としてメディアとサポーターからの猛烈な批判に晒された。

その後、リヴァプールでは出場機会が得られずベシクタシュやウニオン・ベルリンに期限付き移籍で加入し、さらに2022年夏にはニューカッスルに完全移籍となったがここでもレギュラーにはなれず、昨季終了後に退団。今年7月以降は無所属となっている。

こうした中、カリウスはイギリスメディア『SPORTbible』の取材に応じ、「この状況から立ち直るのは難しい」と自身の現状について言及し、さらに「今年の夏には良いチャンスを得て再びプレイできることを望んでいた。希望はまだ持っているよ。どのレベルでもいいからプレイしたい」と現役続行への意欲を口にしたが、その一方で引退も選択肢の一つとして考えていることも明かした。

「今の僕のように長い間サッカーから離れていると、もちろん引退についても考えなくてはいけない。でも、僕はまだそれについて決断していない。そうする必要がないから。まだフィットネスは良いし、僕にはポテンシャルも能力もある」

31歳という年齢から考えると、引退するにはまだ早いようにも思えるが、オファーがなければ選手生活を再開することはできない。果たしてカリウスに声をかけるクラブはいつ現れるのだろうか。

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