試練と思われた強豪との連戦で“8勝1分” スロット・リヴァプールの止まらぬ快進撃にマンUレジェンドも大絶賛 「現時点では彼らがヨーロッパ最強のチーム」

圧巻の強さを見せるリヴァプール photo/Getty Images

レアルにも勝利

アルネ・スロット率いるリヴァプールの今シーズンのタイトルへの期待度はシーズンが進むにつれ、高まる一方だ。

CLリーグフェーズ第5節ではレアル・マドリードを相手に2-0の勝利を飾ったリヴァプール。ヴィニシウスやロドリゴが怪我で不在ではあったが、90分を通してリヴァプールはレアルを相手に圧巻のパフォーマンスを見せた。プレミアリーグでは2位のマンチェスター・シティに8ポイント差をつけ首位を独走し、CLでも唯一の5連勝で首位をキープするなど、ここまでは文句のつけようがない結果を残している。

そんなリヴァプールは、10月20日のプレミアリーグ第8節のチェルシー戦から今週末のプレミアリーグ第13節のシティ戦まで強豪との連戦が続くことからスロット体制最初の試練と言われていた。しかしここまでの戦績は8勝1分で負けなし。過密日程のなか、異なるコンペティションを戦いながらも一貫した強さを見せている。

そんななか、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるリオ・ファーディナンド氏はレアルとの試合後、スロット・リヴァプールを「現時点でヨーロッパ最高のチーム」と大絶賛している。

「彼らはヨーロッパの他のチームすべてに挑戦状を叩きつけた。現時点では彼らがヨーロッパ最強のチームのようだ。彼らはチームとしてプレイしており、最もハングリー精神にあふれているように見える。彼らは結果を出しているだけでなく、飢えているようにも見えるんだ。まるで長い間餌を与えられていないかのようで、ロットワイラー(牧牛用・警備用の犬種)がピッチを走り回って相手を追い詰めているかのようだ。彼らには落ち着きもある」(『TNT Sports』より)

エースのモハメド・サラーは今シーズンも変わらず素晴らしいが、ライアン・グラフェンベルフ、ルイス・ディアス、カーティス・ジョーンズ、コーディ・ガクポ、イブラヒマ・コナテといった選手らも今シーズン確かな成長を見せている。過密日程ではあるが、調子が悪そうな選手の方が少ないことも今のリヴァプールの強さで、誰が出てもエネルギッシュにプレイしている。

今週末はシティとの大一番となるが、今のリヴァプールは盤石だ。ペップ・シティは今絶不調で、リヴァプールに勝利することで浮上のきっかけを掴もうとするだろう。シティは捨て身の覚悟でアンフィールドに乗り込んでくることが予想されるが、そんな大一番でリヴァプールはどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、注目だ。


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