チェルシーは守護神を再考すべき? ECLで“11セーブ”を記録したGKヨルゲンセンはプレミアでもゴールを任せられる存在か

出場時はいいパフォーマンスを見せているヨルゲンセン photo/Getty Images

サンチェスが現チェルシーの守護神

UEFAヨーロッパ・カンファレンスリーグのリーグフェーズ第4節でハイデンハイムと対戦し2-0の勝利を飾ったチェルシー。

例の如くプレミアリーグとはメンバーを大きく入れ替えて臨んだこの試合で抜群の存在感を見せたのはGKフィリップ・ヨルゲンセン(22)だ。2-0で勝利したチェルシーだが、ピンチを迎えることも多く、合計16本のシュートを許した。にも関わらずクリーンシートで終えることができたのはヨルゲンセンのおかげであり、同選手はなんと11セーブを記録している。

そんなヨルゲンセンは今夏にビジャレアルからチェルシーに加入。ここまではカップ戦要員となっており、プレミアリーグではロベルト・サンチェスがゴールマウスを任されている。しかし、サンチェスはミスを指摘されることも多く、安定したパフォーマンスを見せることができていない。そのためピーター・クラウチ氏はハイデンハイム戦の後、『TNT Sports』にてプレミアリーグでもヨルゲンセンにチャンスを与えるべきだと主張した。

「チェルシーは今夜、自分たちのやり方で試合を進めることができず、何度もヨルゲンセンに頼らざるを得なかった。私は、彼にチャンスを与えるべきだと思う。サンチェスについては、多くのことが話題になっている。いくつかのミスがあり、時々ナーバスになっているようにも見える。私が彼(ヨルゲンセン)のプレイを見たときはいつも彼はミスをしなかった」

さらにチェルシーOBであるジョー・コールもクラウチの意見に同意しており、次のようにヨルゲンセンを称賛している。

「彼は名前を聞かないタイプのGKの一人だ。派手なところはないが、仕事をやり遂げる。興味深いのは、この試合ではチェルシーが優勢だったにもかかわらず、彼は多くのシュートを浴びており、試されている中で結果を出していることだ。ポジショニングが良く、安定している。彼は先発出場を狙っているだろう」

エンツォ・マレスカ新監督が就任後、かつての強さを取り戻しつつあるチェルシー。リーグ戦でも現在3位にいる。しかしGKのポジションはしばしば議論されるところであり、チェルシーの補強すべきポイントとまで報じられていたが、ヨルゲンセンはその答えになるかもしれない。

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