ミラン時代は“セリエA0ゴール”と大苦戦も…… アタランタ指揮官ガスペリーニはデ・ケテラエルの才能を見事に引き出した

アタランタで生まれ変わったデ・ケテラエル photo/Getty Images

アタランタが獲得に動いたのは大正解

ミランで全く結果を結果を残せなかった苦悩の2022-23シーズンを乗り越え、現在はアタランタの重要戦力となったベルギー代表FWチャールズ・デ・ケテラエル。

デ・ケテラエルはベルギーの名門クラブ・ブルージュで結果を出し、2022年にミランへ移籍。しかしセリエA初挑戦となった2022-23シーズンはリーグ戦32試合に出場して0ゴール1アシストと大苦戦。

状況を変えるべく2023年夏にアタランタにレンタル移籍したのだが、アタランタを指揮するジャン・ピエロ・ガスペリーニは見事にデ・ケテラエルの才能を引き出してみせた。

アタランタでのデ・ケテラエルは別人のようになり、昨季はリーグ戦で10ゴール8アシストを記録。今季も良い状態は続いており、ここまでリーグ戦で2ゴール5アシスト、チャンピオンズリーグでも2ゴール4アシストと躍動している。

スペイン『SPORT』はデ・ケテラエルの才能を引き出したガスペリーニのことを称えていて、ミラン時代からは想像できなかった活躍ぶりだ。絶対的エースであるマテオ・レテギ、ワイドな位置から仕掛けることを得意とするアデモラ・ルックマンらとともに重要戦力となっていて、今のアタランタにはスクデットを狙うだけの力がある。

アタランタはデ・ケテラエルを完全移籍で獲得すべく、今夏に2200万ユーロで買取オプションを行使している。この判断は大正解で、デ・ケテラエルもスクデットを狙うためのキーマンの1人だ。

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