赤い悪魔のレジェンドが生誕50周年を迎える ファーガソンを支えたワンクラブマン

マン・ユナイテッドの暫定指揮官やアシスタントコーチも務めたギグス Photo/Getty Images

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プレミアリーグの誇りだ

11月29日にライアン・ギグス氏が誕生日を迎えた。マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであり、ワンクラブマンとして長期に渡りチームを支えたクラシックなウィンガーだ。

カーディフ出身のギグス氏は意外にもマンチェスター・シティのユースからマンUユースに引き抜かれた時から赤い悪魔でのキャリアがスタートしている。シニアでデビューを果たすとそこから963試合の出場を記録し、これはマンU歴代最多の数字である。また、歴代最多アシスト記録を保持しており、その数は何と162アシスト。2位のセスク・ファブレガスの111アシストを大きく上回る数字だ。

プレミアリーグを13回優勝しており、チャンピオンズリーグ優勝も2度経験。トレブルも達成しており、サー・アレックス・ファーガソン時代を支えた「ファギー・フレッジリングズ(ファーガソンの雛鳥たち)」と呼ばれた選手のうちの1人だ。
圧倒的な俊足を生かし、ドリブルで相手を切り裂くプレイスタイルで一世を風靡し、晩年になるとセンターミッドフィルダーもこなすユーティリティ性を見せ、ベテランの経験を存分に生かす落ち着いたプレイで観客を最後まで沸かせた。マイケル・オーウェン氏より前に“ワンダーボーイ”と呼ばれ人気を博していた。

現在は元マンUアカデミー選手らが共同オーナーのサルフォード・シティのスポーティング・ディレクターを務める。近年は女性問題に関する話題が絶えないが、またプレミアリーグに何らかの形で帰還することに期待したい。

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