守備のミスが目立ち完敗のブライトン ヒュルツェラー監督は勝てた試合だったと後悔を語る

三笘はチャンスを演出し活躍するもチームは敗戦 photo/Getty Images

早々にビルドアップをミス

プレミアリーグ第14節で三笘薫が所属するブライトンはフラムに敗戦。順位を一つ落とし5位となった。

この試合、ブライトンは持ち前の躍動感あふれる攻撃を見せる前に、守備の甘さを露呈。前半4分に後ろからのビルドアップに失敗し、GKバルト・フェルブルッヘンのパスがフラムのウィンガー、アレックス・イウォビにカットされて先制点を許してしまう。

ブライトンは、それでも相手のゴールをこじ開けようと必死に攻める。33分に左サイドを抜け出した三笘の正確なグランダークロスから決定機を迎えるが、サイモン・アディングラのシュートはGK正面。そこで56分には、最終ラインからのロングボールをジョアン・ペドロがすぐ後ろにいたカルロス・バレバに落とすと、遠い距離にもかかわらずワンタッチでミドルシュートを狙う。するとボールは、相手GKの手の届かないゴール左隅に吸い込まれ、ようやく同点に追いつくことができた。

ただブライトンは79分にまたもや守備にミスが出てしまう。相手のコーナーキックが、ポジション争いの混戦の中でマット・オライリーの背中に当たりオウンゴールとなってしまったのだ。

その後、87分にも追加点を奪われたブライトンに逆転する時間は残されておらず。なんとも後味の悪い敗戦となってしまった。

ブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督は試合後のインタビューで敗戦の弁をこう述べた。

「この敗戦は我々が得るべき結果ではないことは、我々全員が分かっていると思う。我々はもっと良い結果を得るべきだった。多くのチャンスを作った。我々はセットプレイのオウンゴールとビルドアップ中の簡単なミスで失点した。チームはボールを保持しているときは非常に良いプレイをしたが、ボールを保持していないときは改善しなければならない点がいくつかあった。我々はもっと決定力を発揮し、相手のペナルティエリア内でよりクリーンにプレイする必要がある。そして正しいタイミングで得点できなければ、痛い目を見ることになる」

リーグ戦はまだ中盤。ブライトンはこの試合で起きた守備のミスを反省してどう巻き返すか。彼らの戦いに注目したい。

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