“クリスタル・パレスキラー”リコ・ルイスのゴールでペップ・シティが何とか追い付き勝ち点1獲得 鎌田大地はフラム戦以来のメンバー入りも出番なし
クリスタル・パレス戦でゴールも終盤に退場してしまったリコ・ルイス photo/Getty Images
シティはまだ復調していなかったようだ
プレミアリーグ第15節クリスタル・パレス対マンチェスター・シティの一戦が行われた。
日本代表の鎌田大地は第11節フラム戦でレッドカードを提示され、3試合の出場停止処分を受けていたが、この試合から出場可能となり、ベンチから出番を待つ。
アウェイのシティは前節1ゴール1アシストのケビン・デ・ブライネが引き続き先発となり、GKはこの試合でもエデルソンではなく、シュテファン・オルテガがゴールマウスを守る。
最初にゴールネットを揺らしたのはホームのパレスだ。中盤でのボールの奪い合いを制し、ウィル・ヒューズがリコ・ルイスの裏にラストパスを供給。右WBのダニエル・ムニョスに繋がり、右足のシュートで貴重な先制点を奪った。
シティも負けじとその直後に相手ゴールに迫る。ライン間でデ・ブライネがパスを受けると、ゴール前のスペースにスルーパス。アーリング・ハーランドが相手に寄せられながらシュートを放つも、同点弾は決められない。
23分にはシティにチャンス到来。マテウス・ヌネスが左サイドで裏を取り、デ・ブライネがボックス内にクロスを供給。クリアされるも、そのボールに反応したイルカイ・ギュンドアンがダイレクトボレーでシュートを放つ。しかし、右ポストに嫌われ、こぼれ球をサビ―ニョが拾って波状攻撃を仕掛けるも、シュートは枠を捉えることができない。
29分にはリコ・ルイスのボールロストからパレスがカウンターに出る。ムニョスがボールを運び、最後はフィリップ・マテタの落としからジェフェルソン・レルマがシュートを打つも、ルベン・ディアスのシュートブロックに防がれてしまう。
すると、30分シティに同点弾が生まれた。左サイドからヌネスが右足でクロスを送り、大外のハーランドがマーク・グエイの上からヘディングシュートを叩き込み、シティらしくないシンプルな攻撃で試合を振り出しに戻した。
後半に入ると、早々にカウンターからパレスがチャンスを作る。中盤で後ろ向きでボールを受けたリコ・ルイスからボールを奪うと、イスマイラ・サールがドリブルで抜け出し、最後はエベレチ・エゼが左足でシュート。しかし、ここでもまたディアスが体を大きく広げ、シュートを防ぐ。
57分、そのパレスに追加点が生まれた。右サイドでコーナーキックを得ると、ヒューズが左足で高精度のクロスを供給。新加入のマクサンス・ラクロワがカイル・ウォーカーとのエアバトルを制し、ヘディングシュートでゴールネットを揺らした。
苦しい展開のシティだが、68分再び同点に追い付く。主審のドロップボールで再開した流れから、デ・ブライネ、ギュンドアン、ベルナルド・シウバの3人でパレス守備陣を攻略し、最後は空いたスペースを見逃さなかったリコ・ルイスがチャンスを決めきり、スコアを2-2とした。リコ・ルイスはこれでプレミア3ゴール目となり、すべてパレスから得点を挙げている。
78分、シティがサビ―ニョに代えてジェレミー・ドクを投入。突破力のあるドリブラーを投入し、逆転を目指す。しかし、84分にリコ・ルイスがこの日2枚目のイエローカードをもらってしまい退場に。人数不利で残りの時間を耐えなければならなくなった。
それでもスコアは動かず、結果は2-2の同点で試合終了。勝ち点1を分け合う結果となった。鎌田は出番なし、フラム戦以来となる出場は次節以降にお預けとなった。
クリスタル・パレス 2-2 マンチェスター・シティ
【クリスタル・パレス】
4分 ダニエル・ムニョス
56分 マクサンス・ラクロワ
【マンチェスター・シティ】
30分 アーリング・ハーランド
68分 リコ・ルイス