欧州屈指のサイドバックへと成長したレヴァークーゼンのグリマルド スコアポイントで圧倒的な成績

レヴァークーゼンのアレハンドロ・グリマルド photo/Getty Images

今年一気にブレイク

レヴァークーゼンのアレハンドロ・グリマルドにとって、2024年はキャリア最高の1年となった。昨年夏に加入したレヴァークーゼンでは左ウィングバックとして活躍し、無敗でのブンデスリーガ優勝とDFBポカール優勝に貢献。その所属クラブでの活躍が評価されて選出されたスペイン代表でも、今夏行われたEURO2024で優勝を経験している。

左足から繰り出される精度の高いキックを武器にするグリマルドは、守備的なタスクも担うウィングバックで起用されながらも得点に関わる頻度が高く、ゴール数とアシスト数を足したスコアポイントで抜群の成績を残している。

スウェーデンメディア『Score90』が欧州5大リーグ所属のサイドバックを対象にしたデータによると、グリマルドが2024年に記録したスコアポイントは現在26ポイントに達していて、これは2位のテオ・エルナンデス(ACミラン)に10ポイントもの大差がつく圧倒的な数値だ。

左サイドからグリマルドがクロスを上げ、大外から走り込んできた右ウィングバックのジェレミー・フリンポンがゴールを決める『ウィングバックからウィングバックへ』というのは昨季からレヴァークーゼンの攻撃の形として確立していて、指揮官のシャビ・アロンソ監督もグリマルドには全幅の信頼を寄せている。

「アレハンドロは今年になってから良いパフォーマンスを見せ始めたわけではない。彼が特別な選手であることを我々は昨シーズンの最初から見続けてきた。彼はパスもドリブルもできて、我々にとって非常に重要な存在だ。彼がチームにいてくれること、多くのクオリティをもたらしてくれていることを私は嬉しく思っている」(ドイツ紙『Bild』より)

レヴァークーゼンではドイツの至宝と呼ばれるフロリアン・ヴィルツだけでなく、グリマルドも既に複数のビッグクラブから補強候補としてリストアップされていて、その動向に今後一層注目が集まるのは間違いないだろう。

『Score90』による欧州五大リーグ所属のサイドバックのスコアポイント上位は以下のとおり。

1位 アレハンドロ・グリマルド(レヴァークーゼン) 26ポイント
2位 テオ・エルナンデス(ACミラン) 16ポイント
3位 ジョナタン・クラウス(ニース) 13ポイント
4位 ミゲル・グティエレス(ジローナ) 12ポイント
5位 フェデリコ・ディマルコ(インテル・ミラノ) 11ポイント

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