ローマが今シーズン初の4得点で大勝 ラニエリ監督が試合のキーマンとなったピジッリを絶賛 

ローマ3期目、初勝利をあげたラニエリ監督 photo/Getty Images

洞察力の鋭さはさすが

クラウディオ・ラニエリ監督がローマの指揮官に就任後、4試合目で初勝利をあげた。

そのセリエA第15節レッチェ戦では、前半は1−1の接戦だったが、後半にニッコロ・ピジッリを投入すると流れを引き寄せて4−1で勝利した。

ラニエリ監督は試合後のインタビューでこの試合のキーマンとなったピジッリについて絶賛した。

「中盤で相手3人に対し我々は2人だったので、ピジッリを中盤に起用して安定性を高めた。彼は優秀なメッツァーラだが、先週は出場停止で彼の不在が寂しかった。彼はタフで、一生懸命働き、シュートやアシストもできる。若く、将来が明るい」

ローマが1試合で4得点したのは今シーズン初めて。記者からこのフォーメーションを続けていくかと問われると「それは教えないよ」と冗談を言い、「私たちはまだ基礎に最初のレンガを積んでもいない。ただそれを始めるためにセメントを集めただけ。このチームはもっと頑張らなければならない。徐々に戦略の構築を進めていく」と気を引き締めた。

前節でアタランタに敗戦後、ラニエリ監督は本番はレッチェ戦以降という主旨の発言をしていた通り、見事にその最初の試合で結果を出してみせた。確かにこの試合までラニエリ監督が率いた試合は、ナポリ、トッテナム、アタランタと対戦相手が強豪ばかりだった。彼の中で、現状のローマの戦力から既にこういう結果となることが計算ができていたのだろう。

では、果たして今シーズン、ローマはどこまでチームを立て直すことができるのか。今後のラニエリ監督の手腕に大きな期待が寄せられる。

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