チェルシーはついにプレミア優勝できるチームになった 英紙絶賛「来季や再来季ではない。今季優勝できる」

またも得点を重ねたコール・パルマー Photo/Getty Images

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凄まじい攻撃力だ

プレミアリーグ第15節、チェルシーはトッテナムと対戦し、4-3と勝利を収めた。前半早々に2点をリードされる苦しい展開となるも、持ち前の攻撃力で劣勢を跳ね返してみせた。

「劣勢」という言葉も適切ではないかもしれない。スコア上は不利だったが、ペースを握っていたのはチェルシーの方だった。多彩かつスピーディな攻撃はトッテナムを終始脅かしており、フレイザー・フォースターの好セーブがなければ前半のうちに追いついていてもおかしくなかった。

英『Daily Mail』はこの勝利を受け、チェルシーは紛うかたなきプレミアリーグ優勝候補であると断言している。
「チェルシーが負けているときでさえ、彼らが勝つだろうという感じがした」

「チェルシーはプレミアリーグのタイトルを獲得できる。エンツォ・マレスカ監督が示唆したように、来シーズンや再来シーズンのことではない。今シーズン達成できる。彼らには十分に実力がある。選手層も厚い」

開幕戦でマンチェスター・シティと当たったとき、両者の間には歴然たる力の差が横たわっていたように見えた。マレスカのチームは未完成で、その後上昇気流に乗り始めたときでさえ、マレスカ監督はシティやリヴァプール、アーセナルと伍するほどの力はまだないと謙遜した。

ところがどうだろう。チームはみるみるうちにまとまりを見せ始め、圧倒的な攻撃力を披露するに至った。ここまで総得点「35」はリーグ最多。グレアム・ポッターもマウリシオ・ポチェッティーノも持て余した膨大なスカッドは選手層の厚さとなり、余裕をもったローテーションが組めるようにすらなってきた。

首位リヴァプールとの勝ち点差は暫定で「4」。そしてここから1月26日のマンチェスター・シティ戦までビッグクラブとの対戦はない。カンファレンスリーグがあるため過密日程ではあるが、チャンピオンズリーグを戦うシティ、リヴァプール、アーセナルらと比べれば明らかに試合強度が低いことも有利な要素となる。

昨季まで混乱のさなかにあったチェルシーだが、いよいよ堂々たる優勝候補となったのか。今もっとも勢いがあるチームなのは間違いないだろう。

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